出版社内容情報
新宿鮫シリーズに続く、迫力と哀切のハードボイルド長編が新装版で登場!
内容説明
西暦2023年、東京。犯罪組織は多国籍化し、凶悪を極めていた。櫟涼子は、新種の麻薬を流通させる謎の組織の潜入捜査を開始した。積み荷の麻薬を狙うトラックジャックと内通するスパイを炙り出す。組織で涼子に与えられた任務は、「見えない敵」との戦いだった。裏切りと抗争が渦巻くなか、涼子の捜査は結実するのか!?極限の緊張が漲るハードボイルド長編。
著者等紹介
大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年名古屋市生まれ。’79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞しデビュー。’91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞、’94年『無間人形 新宿鮫4』で直木賞、2001年『心では重すぎる』、’02年『闇先案内人』と連続で日本冒険小説協会大賞、’04年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞、’06年『狼花 新宿鮫9』で日本冒険小説協会大賞、’10年に日本ミステリー文学大賞、’12年『絆回廊 新宿鮫10』で日本冒険小説協会大賞、’14年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Syo
22
さすが 大沢在昌2022/12/13
との@恥をかいて気分すっきり。
16
ゲームをするようなスピード感。面白かった。たくさん死ぬけど不思議と嫌悪感がないのはゲームみたいだから?恐怖感に慣れる、無感覚になるのかもしれない。むしろ、その方が恐ろしいのかも。攻撃型ドローンを使いゲームのように人を殺している米兵と自分と、何か決定的に違うものがあるだろうかとふと思った。2017/04/30
ヨーコ・オクダ
13
これも再読のはずなんやけど、まるで初見のように楽しめた!?なんでこんなに内容を覚えてないのかw西暦2023年ってまだ先の話やけど、別にSFチックな感じでもなく、生身の人間が繰り広げるバリバリのハードボイルド。主人公は、警視庁捜査4課所属の潜入捜査員・涼子。すでに国際麻薬機関から潜入捜査員が投入されている、新種の麻薬を扱う組織へ潜入するものの、INC側の捜査員についての情報はオープンにされず。さらに、犯罪組織側にも薬物を外部に流すスパイが居り、誰を信じていいのか分からない状態。最後まで緊張感抜群!2016/10/04
ふぃえ
7
近未来(といっても、2023年)の東京で、警察官であることを隠して、犯罪組織に潜入捜査するヒロインのハードボイルドです。ちょっぴりロマンスもあり、さくさく読めて、読後感は爽快です。2022/07/25
いっつぴょん
5
ちょうど2023年になったので読んでみました。感想とは別に、この手の潜入捜査ものを読むたびに本当に日本の警察はこんな事しているのだろかと思ってしまう。だとしたら怖いです。2023/01/17
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