内容説明
与謝野晶子、井伏鱒二ら文人が愛した荻窪に根ざして20年。無店舗で注文宅配のさかえだ書店には今日もさまざまな注文が入る。欲しい本はさかえださんに聞けば直ぐ手に入る。目利きの本屋とこだわりの読み手が本文化を育みつづけている。
目次
『ポンモイ岬』(阿部年雄)
『猫の歴史と奇話』(飯田富美子)
私のこの二冊(池田茂都枝)
ヒロシマのシュミットさん(石田護)
呼びかけに満ちた『無痛文明論』(石島裕之)
ウィリアム・ギブスンの世界に遊ぶ(石島美紀)
古本屋のひとりごと(板谷常太)
であい(岩藤健作)
『銀河鉄道の夜』の作品形態(江端伸昭)
私の本棚の五十年(海藤隆吉)〔ほか〕