出版社内容情報
映画化され大ヒットとなった『面白南極料理人』の著者が、自身の悪ガキ時代を綴った痛快爆笑エッセイ!
内容説明
幼稚園ではやんちゃが過ぎて三カ月の停園処分を受け、小学校では転校初日に大ゲンカ。元気が過ぎる西村少年は、荒っぽくも温かい祖母のもと、北海道の大地で自由奔放に育ってゆく。悪ガキのまんま大人になった彼は、いつしか零下70度の世界で鍋を振っていたのであった―。ご存じ南極料理人の青春時代は、笑えて笑えてちょっぴり切ない。自伝的スーパーエッセイ。
目次
プロローグ いかん、これではいかん!!
第1章 悪ガキと婆ちゃんの三平汁
第2章 氷点下のフライング的アホ馬鹿思考
第3章 妹と冷蔵庫がやってきた
第4章 詰め襟の学生服着て色気づく
第5章 大人になっても気分は悪ガキ
エピローグ スローフードがなんぼのもんじゃい
著者等紹介
西村淳[ニシムラジュン]
1952年、北海道・留萌生まれ。海上保安庁在任中に、第30次南極観測隊(’89年)、第38次南極観測隊ドーム基地越冬隊(’97年)に参加。地球上最も過酷とされる「ドームふじ基地」での越冬を経験した。舞鶴海上保安学校教官として若き海猿たちを教えた後、2009年に退職。同年、南極基地での出来事をユーモラスに綴った『面白南極料理人』『面白南極料理人 笑う食卓』を原作とした映画「南極料理人」が公開され、話題となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とんかつラバー
4
「面白南極料理人」が面白かったので読んでみた。タイトルの通り著者の悪ガキ時代とおばあちゃんとの思い出。海で育ち、和食しか食べた事ないおばあちゃんが想像で作る洋食レシピは面白いが、イタズラの内容が割とシャレになっていない。団塊世代には「古き良き昭和」なのかもしれないが、今の感覚では「それはダメだろ…」と思ってしまう。2020/12/10
暴走妄想族
4
西村さんのユーモアセンスが大好き!食べ物とか家族間のさりげないやり取りや習慣などに凄く懐かしさを感じるのは、やはり同じ道産子だからかな。生きるための感みたいなものを備えた元気いっぱいのおばあちゃんも私の祖母にそっくりで、とっくに他界したおばあちゃんの写真を出してきて、ちょっとしんみり。西村さんの何事も笑いに変えるセンスを一生見習いたい。2015/09/01
もけうに
3
主に幼少期から高校時代までの思い出を綴っているだけなのに、西村さんらしいユーモアある文章で面白い。脱線が多いのもご愛敬。婆ちゃんのキャラが濃い!西村さんの婆ちゃんっこ振りが窺える。2022/03/02
えりかひめ
0
おばあちゃん最高!2011/10/24