出版社内容情報
今年36年目を迎える息の長い人気シリーズ「赤かぶ検事」。特に評価の高い初期短編から4編を収録する傑作選。
内容説明
おみゃあさんよぉ―。独特の名古屋弁と人情味溢れる人柄でおなじみ、赤かぶ検事こと柊茂がミステリー界に登場したのは、一九七五年のこと。検察事務官からたたきあげた苦労人ゆえ、事件に注ぐ眼差しは鋭く、時に温かい。エリート検事にはできないやり方で、鮮やかに事件を解明してゆくのだ。そんな赤かぶ検事の、飛騨高山支部での活躍を描く、初期傑作四編を収録。
著者等紹介
和久峻三[ワクシュンゾウ]
大阪生まれ。京都大学法学部卒。記者生活を経て司法試験に合格後、弁護士登録。京都で弁護士事務所を開く傍ら、作家活動を開始する。1972年『仮面法廷』で第18回江戸川乱歩賞を受賞。’89年には『雨月荘殺人事件』で、第42回日本推理作家協会賞を受賞、法廷ミステリーの第一人者として不動の地位を確立した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ルナ
2
橋爪功さんが演じてた時のはよく見てたけど、まさか、原作があったのは知らなかったので即購入。 4つの短編でページ数もちょうど良くサクサク読めた。 赤かぶ検事の由来や検事の仕事内容が分かって楽しい一冊でした。 コテコテの名古屋弁が同じ名古屋人としてニヤニヤしてしまいました(笑)2014/06/13
hamm
0
☆☆
とうふ
0
★★★☆☆2013/12/03
はる@夏の霜
0
一番最後の収録話「長崎居留地25番地」を読んで、久しぶりに明治村に行きたくなった。 「赤かぶ検事」と呼ばれる発端となったシーンがあり、昨年初めて行った高山の陣屋跡近辺を思い出しつつ、昔読んだ時と印象が変わってまた楽しめた。 しかし地名の名古屋の「千種」を「ちぐさ」とふりがなを振るのは変だと、地元民としては思う。あれは「ちくさ」だ。2012/04/30
アスキチ
0
サクサクと読めた。法廷内の事がわかり勉強になる。2012/03/15