光文社古典新訳文庫<br> 死刑囚最後の日

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光文社古典新訳文庫
死刑囚最後の日

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334753900
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報



ユゴー[ユゴー]
著・文・その他

小倉孝誠[オグラ コウセイ]
翻訳

内容説明

「死刑囚!いつもひとりでこの想念に耐え、それが消えないせいでいつも凍え、その重みにいつも打ちひしがれている!」刻々と迫るギロチン刑の時。独房での日々から断頭台に上がる直前まで、主人公は自らの胸の内を赤裸々に告白する。死刑制度廃止を訴えたユゴー27歳の小説。

著者等紹介

ユゴー,ヴィクトル[ユゴー,ヴィクトル] [Hugo,Victor]
1802‐1885。フランスの作家・詩人。父はナポレオン軍の将校。ブザンソン生まれ。兄とともに入った寄宿舎で文学に目覚めて詩作や劇作を始め、17歳のとき兄と文芸誌を創刊。20歳で出した初めての詩集が評価され国王から年金を賜る。その後小説、戯曲にとロマン派の旗手として目覚ましい活躍を始める。39歳でアカデミー・フランセーズ会員に選出。1848年第二共和政成立で議員に選出される。60歳のとき『レ・ミゼラブル』で大成功を収める。’85年パリで死去、国葬に付された。小説、詩集で数多くの作品を遺した

小倉孝誠[オグラコウセイ]
慶應義塾大学教授。フランス文学者。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

78
ビクトル・ユゴーが27歳の時に死刑制度廃止の強い思いを込めて書いた作品。死刑が確定してから処刑されるまでの死刑囚の心情が生々しく描かれている。死刑制度の廃止だけでなく、一度刑を受けたものが社会に戻ってからの厳しい現状、それは『レ・ミゼラブル』でも繰り返し描かれていたが、ユゴーが当時のフランスの犯罪者への刑罰とその更生について強い問題意識を持っていたということがよく分かる。わたしたちも、じっくり考えなくてはいけないこと。2019/03/14

ころこ

40
読んで気付くのは、一人称で書かれていることと、固有名が少ないことです。『1832年の序文』と『解説』によると、作者の死刑廃止論を表現したようです。本作では、実存的な内面を持った人物が死刑囚の中に普遍的にいるということを示そうとしたと読めます。ところが、固有名が消えたことで、むしろ他者の不在が際立っています。作中、死刑囚は死刑後に残る自分の家族の心配はしますが、彼の人生に積極的に関わってきたのはこの家族のみです。加害者は他者であることに気付く(加害者への配慮が無いという政治的主張ではなく)はずであり、裁判を2019/01/04

M

16
死刑囚の独白が世の中に出ることは通常想定できないという当たり前を逆手に取り、死刑囚が犯罪に至るまでの経緯から実際に死刑が執行されるまでの過程を描き出し、読み手に死刑囚に与えられた非人間的要素を効果的に浮かび上がらせている。日本は数少ない死刑制度を温存させている国として、さらには技能実習生に関する労働待遇問題など国際社会からは人権意識が希薄していることを批判されがちだが、この現状を犯罪に追い込まれる事が少ない程、安定した社会と受け取るか、あるいは国民の精神の限界によって保たれているかは時が表していくだろう。2019/09/14

ラウリスタ~

13
牢獄関係に関心の深い小倉孝誠の訳、解説付きとあって非常に勉強になる。「1832年の序文」では、パリ中心部のグレーヴ広場から外れのサン=ジャック市門へ処刑場が移り、「こっそり」処刑している現状を指摘(見せしめという目的は喪失)(パリの外=文明の外)。死刑執行人はパリに一人だけ、代々サンソン一族。当時はアンリ・サンソン、「フロックコートを着た」慇懃な紳士と描かれる、実際に教養があり施しをする男だったそう。1870年まで、ギロチンは4メートル半の高さの処刑台の上で見せしめ、それ以後は監獄前の広場でこっそりと。2019/08/16

Tomoko.H

11
公開処刑の目撃という衝撃的経験からというけど、ここまでありありと死刑囚の気持ちを描けるものかと感心。一八三二年の序文で死刑反対のユゴーの論理が展開されるが、実際にフランスで死刑が廃止されるのは彼の死後100年も経ってから。確定した死というのが、執行されるまでの時間もが拷問という意味でも残酷なものだというのは伝わった。社会が行う復讐であるということの是非はともかく犯罪抑止の効果は全然ないだろうという意見には賛成。そう思う。 2019/02/13

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