種を語ること、定義すること―種問題の科学哲学

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種を語ること、定義すること―種問題の科学哲学

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  • サイズ A5判/ページ数 238p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326102884
  • NDC分類 461.1
  • Cコード C3010

出版社内容情報

「種」とは何か。実は種の定義に決着はついていない。なのになぜ生物学者たちの議論は成立するのか? 新しい視点で種問題を捉える!

世界は「種」にあふれている。様々な種類の生物について、生物学者はこの種を基本に議論をする。種は非常に重要な生物学の単位なのだ。だが統一的な定義はない。なぜ定義がないのに生物学者たちは研究を進められるのか?その問いの射程は生物学の哲学にとどまらない。新しい自然主義的な科学哲学の姿を映し出す、エポックとなる1冊。

内容説明

万人が認める「種の定義」はまだない。なのに、生物学者たちは議論できている。なぜ?「種問題と、特に『種』という概念と、科学者がどうつきあっているのか」を明らかにする。

目次

第1章 種問題とは何か(形態学的(分類学的)種概念
生物学的種概念 ほか)
第2章 合意なきコミュニケーション(三つのケーススタディ;二論争物語―プライオリティの問題と同所的種分化の問題 ほか)
第3章 「よい種」とは何か(二重過程説とは何か;生物学者は種についてどう語るのか ほか)
第4章 「投げ捨てられることもあるはしご」としての種(一般種概念の構成要素を明らかにする;一般種概念と個々の種の定義の関係―精緻化 ほか)

著者等紹介

網谷祐一[アミタニユウイチ]
1972年生まれ。2007年3月京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。哲学博士(Ph.D.)ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)より取得。米ピッツバーグ大学(ポスト・ドクトラル・フェロー)、京都大学文学研究科(研究員)、東京農業大学生物産業学部准教授を経て、2019年4月より会津大学コンピュータ理工学部上級准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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志村真幸

0
科学者たちが生物の種というものを、どのように認識しているかに迫った研究書だ。じつは「種」についての統一見解は存在せず、さまざまな説がある。しかし、それによって生物学者同士の議論が混乱するかといえば、そんなことはないのだという。  そのような「合意なきコミュニケーション」がなぜ成立するのかを、「よい種」と「投げ捨てられることもあるはしご」という切り口から解き明かそうと試みている。  狐につままれたような感じではあるものの、納得させられる。生物の種の問題の謎がさらに深まったように思うが、非常に刺激的であった。2023/08/31

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