光文社文庫
うりずん

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  • サイズ 文庫判/ページ数 287p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334747411
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

公園でゲートボールに興じているお年寄りたちを撮影した一枚の写真。そこから小さな物語が浮かび上がる。「スポーツのある風景」をテーマに、写真家・佐内正史と小説家・吉田修一が、「キャッチボール」して生み出した二十の掌編。

著者等紹介

吉田修一[ヨシダシュウイチ]
1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒。’97年『最後の息子』で第84回文學界新人賞を受賞し作家デビュー。2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で第127回芥川賞を受賞。’07年、『悪人』で大佛次郎賞、毎日出版文化賞受賞

佐内正史[サナイマサフミ]
写真家。1968年生まれ。’97年『生きている』でデビュー。2002年『MAP』で第28回木村伊兵衛写真賞受賞。自身が手掛ける写真集レーベル『対照』で、数々の写真集を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hit4papa

46
写真家 佐内正史と小説家 吉田修一がコラボレーションした作品です。前半はタイトルが付された数枚からなる写真で、後半は写真と同タイトルの小説からなります。お二方の制作の過程は判然としませんが、写真から得たインスピレーションを吉田さんが小説として書き上げたかのようです。ここを想像するもの楽しくはありますね。写真と小説の息がぴったりのものもあれば、単純には結びつかないものもありですが、各作品に通底するのは、ひとが苦々しい日々から一歩踏み出す瞬間でしょう。タイトル”うりずん”がそれを表しているように思えます。2017/12/16

みやけん

28
★★★☆☆やっぱり吉田修一イイですね。すんなり文章が入ってくる。写真が前半、後半が文章。写真文章、写真文章がいいけどなー。沖縄の写真と文章かと思ったら違った。2018/08/06

きのぴ

19
写真家・佐内正史さんが撮ったスポーツのある風景をもとに吉田さんが生み出した20の掌編。前半ページにある佐内さんの撮った写真を見てから、吉田さんの話を読んだ。この写真からこんな物語が生まれるんだと驚くものばかり。吉田さんの想像力、物語を生み出す力の凄さを見せつけられた。「息子」が特に好き。2022/01/22

ゆみ

18
佐内氏の写真を見て、吉田氏が文章を書く。 という企画なのだそうだ。 とても、哀愁があって、さらっとしているようで 味わいのある本だった。 できれは、写真と文章を交互に載せてほしかった。 この本は重かった、重量が。 全く関係ないけど「うりずん」という泡盛が大好き。 2015/03/08

れんこ

13
どれもとても短い話だけれども、その中に入って行ける。好きな本。2017/02/10

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