内容説明
少年が大人へと成長する過程で経験する様々な心象風景―村祭りの一夜。祖母の入院。バイクでのひとり旅。カワセミに向けたレンズ。そして、女性への淡い想い―。小学生から大学生までの主人公の眼を通して、憧れや哀愁、喪失感など、それぞれの年代特有の感情の起伏を、抒情的にせつなく描く作品集。人生の光と影を切り取り、鮮やかな余韻を残す著者の真骨頂。
著者等紹介
志水辰夫[シミズタツオ]
1936年高知県生まれ。’81年、『飢えて狼』でデビュー。’85年『背いて故郷』で日本推理作家協会賞、’91年『行きずりの街』で日本冒険小説協会賞、2001年『きのうの空』で柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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zanta
3
少年から大人になる季節を描いた作品。表題作はだれが君なんだろうと、そこで詰まってしまった。最初はいま一つ文章に乗れなかったが、too youngは何ともいえずほろ苦い。教師の話がつらかった。最後の小山田は魅力的な人物だった。学生時代の出会いは貴重なものになること、学生を辞めてから三十年にもなるのに、いまさら激しく同感。若い頃時間をともにしたあの人、この人は今頃どうしているだろう、と郷愁を誘われた。2013/03/20
kanamori
0
☆☆☆2012/10/15
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
0
2000年3月29日
i-O
0
いまいち2014/12/20
tai65
0
星4つ2009/09/24
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