内容説明
江戸市中の庶民をいたぶる悪党を、人知れず闇に葬る裏稼業。辻番所の老爺・留蔵と辻謡曲の浪人・田部伊織に、新たな仲間・辻風弥十郎が加わった。皐月、大川の川開きを心待ちにする留蔵を、旧知の陸尺が訪れる。若い花火師を守ってほしいという。昨年も川開きを前に花火師が行方知れずになっていた。(夢花火)峻烈な剣戟と、情緒あふれる江戸の風物詩。好評シリーズ中編集。
著者等紹介
牧秀彦[マキヒデヒコ]
1969年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒。20歳より夢想神伝流居合道を始め、現在四段。東芝経理部に6年間勤務後、創作活動を開始
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。