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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
56
赤川次郎の代表作である三毛猫ホームズシリーズ第1弾。 血にも弱く、女性恐怖症でもある刑事の片山。 そんな片山が担当になったのは女性大生殺人事件であり、それが女子寮で起こる。 ホームズというよりはヒントを与える存在のような猫だが、ご主人様が殺されてしまい片山に懐くようになる。 基本はユーモアミステリではあるが、最後になるとほぼすべての登場人物が悲惨な末路を迎えることに。 これは驚くが、ホームズ自体もご主人様を殺されているし、事件は解決するが片山も素直に喜べない結末。 続編はどうなるんだろう。2023/06/29
hitomi.s
26
ずいぶん、昔々に大好きで集めていた三毛猫ホームズの1作目。初版が1985年だからモチロン、時代だなーと思う部分はあったけれど、ホームズと片山刑事の出会いが読めたので、うれしかった。ホームズ、こんなに切ない過去があったんだね。懐かしい気持ちになりました。2018/11/05
ゆき
25
赤川次郎さん初読み。片山刑事と三毛猫ホームズは、こうやって出会ったのか。次々に事件が起きて人が亡くなっていって終盤は犯人が気になって一気読みでした。大がかりなトリックにびっくり。2018/12/24
おぬち
24
念願かなってとうとう三毛猫シリーズ一作目!そしめ赤川次郎先生初めましてになります。やはりの面白さでサクサクーと読めて、中盤あたりでシリーズ全部大人買いするかとまでおもったのですが、読み終わると、こんなはずじゃなかったのに感。。面白いんだけど、果たしてこのエンドはハッピーエンドなのかなんなのか。考えさせられる。2018/10/17
bluemint
21
著者の本は極初期のものしか読んだことがない。これも出版されたばかりの時期に読んだが、すっかり忘れていた。密室殺人事件がメインだが、実行されたトリックは面白くなく、むしろ並行して計画されたものの方が納得感はある。このメイントリックだけではバカミスと言われても仕方がなかっただろう。人物の性格づけや、主犯と従犯の犯行動機が安易で、物語に厚みが感じられない。軽い文体だが起きている事件はなかなかヘビー。2018/07/15
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