内容説明
映像作家、音楽家、人類学者としても知名な著者が、“前衛映画”と“実験映画”のとらえ方、“学際性”の意味、“詩的言語”の役割、“モダニズム”と“ポストモダニズム”の連続性、“ポストフェミニズム”とは何か、などについて、率直かつ平易な言葉で語ったインタヴュー集。著者の代表的な映像作品「ルアッサンブラージュ」「ありのままの場所」「姓はヴェト、名はナム」の完全版スクリプトも収載。
目次
フィルム・スクリプト(ありのままの場所―生きることは円い;姓はヴェト、名はナム;ルアッサンブラージュ)
インタヴュー(翻訳としての映画―漁師のいない網;ハイブリッドな場所から;理論と詩のあいだで;「なぜ魚の棲む池なのか?」―ドキュメンテーションの中心に宿る虚構的なもの;真実と事実を問うこと ほか)
著者等紹介
ミンハ,トリン・T.[ミンハ,トリンT.] [Minh‐ha,Trinh T.]
1952年、ハノイに生まれ、サイゴンで育つ。1970年、米国に移住。イリノイ大学で博士号取得。詩人、批評家、映像作家。カリフォルニア大学バークレー校教授
小林富久子[コバヤシフクコ]
1943年、大阪府に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、城西国際大学客員教授、早稲田大学名誉教授。専攻、アメリカ文学、フェミニズム文学批評
矢口裕子[ヤグチユウコ]
1961年、東京都に生まれる。法政大学大学院人文科学研究科英文学専攻博士課程満期退学。現在、新潟国際情報大学国際学部教授。専攻、アメリカ文学
村尾静二[ムラオセイジ]
1969年、京都府に生まれる。総合研究大学院大学文化科学研究科・国立民族学博物館博士課程修了。博士(文学)。立教大学現代心理学部兼任講師、東京大学、東京芸術大学等で映像人類学の授業を担当。専攻、映像人類学・文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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