出版社内容情報
食べるのが好きなのに、なぜか食事がうまく喉を通らなくなった小夏。
他人との食事に不安を感じるようになった孝太郎。
周りから浮かないようにダイエットに励む女子高校生の未来。
母親の作った食事にしか手をつけない息子を持つ美月。
“ほぼ”おひとりさま専用の食事処「よるべ食堂」を舞台に、食事に対する悩みを抱えるお客さんの心もお腹も満たす連作短編集。
【目次】
内容説明
食べるのが好きなのに、なぜか食事がうまく喉を通らなくなった小夏。他人との食事に不安を感じるようになった孝太郎。周りから浮かないようにダイエットに励む女子高校生の未来。母親の作った食事にしか手を付けない息子を持つ美月。”ほぼ”おひとりさま専用の食事処「よるべ食堂」を舞台に、食事に対する悩みを抱えるお客さんの心もお腹も満たす連作短編集。
著者等紹介
音はつき[オトハツキ]
2020年『未だ青い僕たちは』(スターツ出版)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
135
なるほど、よるべ食堂は寄る辺食堂。ひとりになりたいけと、寂しくはなりたくない。寄る辺ない人たちの居場所の店なのか。なぜか、食べることに問題を抱えた人が、この店に吸い込まれるようにやってくる。自分は食べることが大好きだから、この店には縁がないかも。でも食べることに問題を抱えたら行ってみたいかな。いつさ食べることに問題を抱えた人達が、そのうち楽しく美味しく季節の旬の物を美味しく食べれることを祈りたい。それにしても、店主の沙知さんのクリスマスの過去が辛い。彼女も寄るべなさを抱えてるひとりかもしれないですね。2026/10/03
りらこ
27
サードプレイスという言葉がある。家でもなく職場や学校でもなく、居場所。 それがあるかどうかで、気持ち、心の安定が図れるという。 この小説「よるべ食堂」はそのサードプレイス小説だ。 暖かく、それでいて踏み込まない。 だけど大切なことが何かを、見つめてくれている。 時に厳しくきちんと指摘してくれるところがまた、良い。 食べる事は、生きることだけど、自分を傷つける手段の1つになる場合もある。 それがわかっているからこそ、この小説を読んで共感する。 自分にもこのようなサードプレイスがあったらよいのに…と思う。2026/09/28
麻琴
3
「ひとりになりたいけど寂しくはなりたくない。そんな寄る辺ない人たちの居場所」ほぼおひとりさま専用のよるべ食堂が舞台の連作短編集。食べるのが好きだったのに人とごはんが食べられなくなった人や母親の作るものしか食べられない小学生の男の子等、食べることに悩む人たちにさりげなく寄り添ってくれる。こんな素敵なお店が本当にあったらいいのに。おひとりさま席でじっくりと店主の沙知さんの料理と向き合ってみたいと思った。自分も食に少々問題があって外食がほぼ出来ない身なのでより心に沁みた。でも最後の元カレは自分勝手過ぎると思う。2026/10/01
しまりす
3
食べることが好きなのに、以前は誰かと食事を出来たのにという悩みを抱えた人々が安心して食事出来る食堂。生きるために必要な食事、食べることが苦になってしまったらと想像すると胸が痛くなります。 食の温かさ、人の温かさで胃と心が満たされるのだと思いました。 短編集ですが、前回のストーリーの登場人物とまた会えるとなんだか嬉しくなってしまいます。そしてお料理が美味しそうなので、空腹時にはご注意ください。#よるべ食堂 #NetGalleyJP2026/08/20
merciao
2
よるべ食堂と出会う人たちの話。 季節も春夏秋冬とうつろい、店主沙知さんの語りべでおわる。 決して明るいだけではない物語なのに、心の奥が温かくなる短篇集です。2026/10/07




