光文社新書<br> 気候紛争―たった「2℃」が起こす戦争

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光文社新書
気候紛争―たった「2℃」が起こす戦争

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334110512
  • NDC分類 451.8
  • Cコード C0230

出版社内容情報

2050年、「たった2℃」の気温上昇で戦争が激増する ――。この地球平均気温のわずかな上昇により酷暑、干ばつ、洪水などが発生し、民族対立、貧困といった紛争の火種が煽られ、結果的に内戦や戦争につながる。もはや気候変動は止まりそうになく、帰還不能点はすぐ目の前にある。近年の研究による「気候紛争」の具体的な予測、気候変動に伴う災害や混乱が紛争に至る経路と条件を、気鋭の国際環境政治学者が綿密に分析する。


【目次】

内容説明

気候変動がもたらす人類への「脅威の乗数」。猛暑熱波、食料不足、気候難民、物価危機、民族紛争、大国対立、海洋秩序。

目次

第一章 気候変動がもたらす災害と混乱(気候変動に伴う自然災害リスク;気候変動に伴う社会混乱リスク)
第二章 気象災害がもたらす紛争(紛争につながる気象災害;気象災害による社会経済の混乱と紛争)
第三章 気象災害が紛争を招く条件と確率(気候変動の影響の受けやすさ(感度)
気候変動への適応力
紛争の温床
気象災害が招く紛争の確率)
第四章 気候変動対策がもたらす紛争リスク(脱炭素化が招く国内紛争リスク;脱炭素化が招く国家間対立リスク;気候工学が招く国家間対立リスク)
第五章 気候紛争に対する各国の政策(気候変動と軍事との関連;各国の気候安全保障政策)
第六章 日本の気候紛争リスク(日本の気候安全保障政策;日本周辺の気候紛争リスク;日本に望まれるリスク対応)

著者等紹介

関山健[セキヤマタカシ]
1975年、愛知県生まれ。京都大学大学院教授。大蔵省(現・財務省)で予算編成や法令起案など、外務省でアジア向けODA立案や経済連携協定の交渉などの政策実務を経験した後、研究者に転じ、2019年より京都大学。東京大学博士(国際協力学)、北京大学博士(国際政治学)、ハーバード大学修士(サステナビリティ学)。専門は国際政治経済、国際環境政治、気候安全保障(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よっち

21
気候変動が遠因となって起きる騒乱、暴動、内戦、国家間対立といった気候紛争。その具体的な予測、気候変動に伴う災害や混乱が紛争に至る経路と条件を分析する1冊。地球平均気温のわずかな上昇による相互作用が猛暑や干ばつ、洪水が、すでに存在する民族対立や貧困、脆弱な統治を乗数的に増幅させ、内戦や暴動に至る流れを解説する一方、脱炭素化や気候工学の対策も希少資源争奪や国家間対立を生む逆説的リスクに繋がっていて、日本も沖ノ鳥島の海面上昇や北極海、東南アジアの不安定化など、対岸の火事ではないと警鐘を鳴らす姿勢は現実的でした。2026/08/13

駒場

5
IPCC報告書とか気候変動関連の国際文書を読んでいれば目新しさはないものの、箇条書き的に気候変動による環境・社会的影響と、それに伴う紛争増加の可能性や安全保障上のリスクを列挙している点で一冊目として良いかも。どの研究を引いているのかの注もちゃんとしている。気候変動が一律で世界的に紛争リスクを上昇させるのではなく、既にリスクの高い地域で「紛争の脅威を乗数的に増幅させる」のがほぼコンセンサスになっているという話を新書のレベルで丁寧にしている2026/07/30

miharasi_mamiya

0
気候変動によって紛争、内乱、国家対立などが起こる可能性について述べている。農業依存度が高い国は気候変動の影響を受けやすいなど気候変動への影響が高い条件がある。また気候変動対策が紛争、国家対立を招く可能性もあることはあまり考えていなかったので、指摘されてなるほどと思った。一般的な話と日本への影響についても論じている。2026/08/17

Akim

0
少し表面的な印象を持った。まったくの素人であれば、外洋を把握するためにはよいかもしれない。2026/08/10

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