出版社内容情報
2050年、「たった2℃」の気温上昇で戦争が激増する ――。この地球平均気温のわずかな上昇により酷暑、干ばつ、洪水などが発生し、民族対立、貧困といった紛争の火種が煽られ、結果的に内戦や戦争につながる。もはや気候変動は止まりそうになく、帰還不能点はすぐ目の前にある。近年の研究による「気候紛争」の具体的な予測、気候変動に伴う災害や混乱が紛争に至る経路と条件を、気鋭の国際環境政治学者が綿密に分析する。
【目次】
内容説明
気候変動がもたらす人類への「脅威の乗数」。猛暑熱波、食料不足、気候難民、物価危機、民族紛争、大国対立、海洋秩序。
目次
第一章 気候変動がもたらす災害と混乱(気候変動に伴う自然災害リスク;気候変動に伴う社会混乱リスク)
第二章 気象災害がもたらす紛争(紛争につながる気象災害;気象災害による社会経済の混乱と紛争)
第三章 気象災害が紛争を招く条件と確率(気候変動の影響の受けやすさ(感度)
気候変動への適応力
紛争の温床
気象災害が招く紛争の確率)
第四章 気候変動対策がもたらす紛争リスク(脱炭素化が招く国内紛争リスク;脱炭素化が招く国家間対立リスク;気候工学が招く国家間対立リスク)
第五章 気候紛争に対する各国の政策(気候変動と軍事との関連;各国の気候安全保障政策)
第六章 日本の気候紛争リスク(日本の気候安全保障政策;日本周辺の気候紛争リスク;日本に望まれるリスク対応)
著者等紹介
関山健[セキヤマタカシ]
1975年、愛知県生まれ。京都大学大学院教授。大蔵省(現・財務省)で予算編成や法令起案など、外務省でアジア向けODA立案や経済連携協定の交渉などの政策実務を経験した後、研究者に転じ、2019年より京都大学。東京大学博士(国際協力学)、北京大学博士(国際政治学)、ハーバード大学修士(サステナビリティ学)。専門は国際政治経済、国際環境政治、気候安全保障(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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