出版社内容情報
八丁堀の幸町の荒物屋「よろず屋玄武」には、最近、柏木右京の占いが人気で行列ができた。主の高槻左膳は荒物を売り、妹おちかは商売を手伝っているが、実はこの三人、京からの密偵だった。ある日、十二歳くらいの子供が店に飛び込んできた。子供は、母親が占い師に騙されていて何とかしてほしいと訴え、左膳たちは依頼を引き受ける。しかし、調べていくと隠された事実が浮き彫りにーー。反響を呼んだ人気シリーズ、待望の第二弾!
内容説明
天皇と女院に仕えていた者たちが江戸で「よろず屋」を開いた。剣の遣い手・高槻左膳、陰陽師家の出身・柏木右京、元女官のおちか。店では「頼みごと」も請け負っており、占いを信じる母親の目を覚まさせて、継母と姉から虐められている妹を救って、など様々な依頼がくる。密偵の三人は依頼を解決できるのか。そして彼らに新たな密命が―。大人気のシリーズ第二弾。
著者等紹介
篠綾子[シノアヤコ]
第4回健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく 新平家公達草紙』でデビュー。短編「虚空の花」で第12回九州さが大衆文学賞佳作入選。おもな著書に、『青山に在り』(新生第一回日本歴史時代作家協会賞作品賞受賞)、主なシリーズに「更紗屋おりん雛形帖」(第6回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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