出版社内容情報
東京五輪開催を目前に控えた2020年6月、お台場の飲食店で複数の惨殺遺体が発見された。同じ頃、東京湾上の豪華客船でも同様の事案が発生。狂犬病の亜種と思われる新種ウイルスが原因と判明する。感染者の発症率は100%。しかもゾンビ化し人間を襲い食らう。乗客、警察官と海上保安官選抜者からなる「感染捜査隊」を乗せた同船は、硫黄島近海に隔離されることとなったが――。女性刑事と海保出身の隊長が繰り広げる死闘に瞠目せよ!
内容説明
親と子が食い合っている。まさか、ゾンビ!悪夢ではない。東京五輪開催目前の二〇二〇年六月、発症率一〇〇%の“ゾンビウイルス”はばらまかれてしまった。最悪の危機に、動き出す女性刑事と海保特殊警備隊員―。絶海の豪華客船クイーン・マム号に閉じ込めた「ゾンビ集団」と「感染捜査隊」との決死の闘いが始まる。圧巻のノンストップアクションノベル!
著者等紹介
吉川英梨[ヨシカワエリ]
1977年、埼玉県生まれ。2008年「私の結婚に関する予言38」で第3回日本ラブストーリー大賞エンタテインメント特別賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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coldsurgeon
5
とてもおぞましく、ホラーそのもののミステリー。しかし、新型コロナウイルス感染症を経験した社会には、起きたかもしれない現象を思い起こさせる。非常時、災害時においては、愛情・同情・友情などを無視して、自らの命を守らなければならない状況を想定できるかどうかが重要なのだろう。平常時のコモンセンスは、非常時には足枷になるだけである。続編も楽しみな物語だった。2025/02/04
まゆこ
4
★★★☆☆2025/03/07
cocomatsumoon
3
主人公はイキってるわけでは無いんだろうけど、何度かイキってんじゃないよ...と苦々しく思ってしまった。ゾンビやスプラッタ的表現は苦手なんだけど、それぞれの立場にいる捜査隊の闘いへのモチベーションとか、心構えとか、そういうのは読んでいて面白かった。 こんなことは永遠にフィクションでありますように。2024/11/27
倉屋敷??
2
主人公の女刑事を含め警察物として捉えるとイマイチ。 ただゾンビが登場してからは面白い。 続編も手元にあるので近いうちに読めたら読もう。2025/05/27
高箸やすめ
2
感染捜査って、どういう意味??と思ってたら、その疑問が正しかった。これで終わるのかと思ったら、続編があったようで終わってないのね…。読まねば。2025/04/03