出版社内容情報
避暑地・土筆町に暮らす柊寿々音。年に一度、夏休みの数日間、同地に集まる3組の家族の子どもたち――石田大介、的場希海・秀平、蓮見亜矢――と過ごすことが何よりの楽しみだった。ある夏、最年少の5歳の亜矢が失踪、行方不明に。事件から6年後、寿々音に明かされた一通の手紙が、それぞれの家庭の秘密、27年前に投身自殺した18歳の少女の謎、失踪事件の真相を次々を暴いていく。第25回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作!
内容説明
避暑地・土筆町に暮らす十一歳の柊寿々音は、年に一度、同地に集まる三組の家族の子どもたちと夏を過ごすことが何よりの楽しみだった。そのあくる年、最年少の幼女が失踪、行方不明に。六年の時を経て、寿々音は一通の手紙を目にすることになる。止まっていた未解決事件の時計が動き出し―。第二十五回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作!
著者等紹介
麻加朋[アサカトモ]
1962年東京都生まれ。2022年、『青い雪』で第25回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鈴
20
たまたま図書館で見かけて考えることなく数秒で手にしたのと、このレビューの少なさもあり、期待してなかったけど読みだしたら止まらなかった。主要人物が多いので話にのるまではわかりにくいし、文章も時々ラノベ臭さを感じさせるというか(少女漫画の男らしい男の子、女の子らしい女の子の台詞みたいな)多少しらけちゃうところもあった。(何様ww)まさか令和に学ランの第二ボタンがでてくるとは…しかも学ランの胸ボタンは糸じゃないよ、留め具でとめてるんだよ!とツッコミたくなる。だけどラストが良くて泣きそうになった。可哀想だったな。2025/02/15
スナイデル
9
3.52025/01/16
ちえちゃん
5
幼女行方不明事件を明らかにしようと動き出す主人公たち。一転二転とする状況に飽きがこなくて推理小説として読んでも面白い。事件を追っていく過程で分かってくる背景がジワジワと胸を締め付けるものになってくる。ブルースノウと揶揄されているが最後の一行、胸が痛かった。ヒーローノートと鐘が素敵なシステムで柔らかく物語を包んでると思った。2025/05/26
syuji
1
面白かった。(今の所)今年一番のお勧め作品。 正しいか間違っているかよりその行動に誇りを持てるかが大切。正義なんて負け犬の言い訳。 このギヤップが良かった。考えさせられた。面白かった。2025/07/18
ひでまろ
1
★★★☆2024/05/22