出版社内容情報
「本音と建前の使い分け」「迷惑をかけることを極度に恐れる風潮」「モテ/非モテの区分」「『○○キャラ』という表層的なやりとり」……。日本社会の人間関係は他国と比較して独特な要素が強く、それがメンタルを"病む"一因になることもある。私たちは人付き合いのあり方をどのように変えていけばよいのか。『アニメ療法』著者のイタリア人精神科医が自身の経験と学術的知見をもとに語る、コミュニケーションの処方箋。
内容説明
この国で感じた息苦しさの正体。『アニメ療法』著者のイタリア人精神科医が日本社会へ贈る心の処方箋。
目次
第1部 「心の痛み」の伝わり方(「痛み」を伝えるメカニズム;自分のエゴを受け入れる;「関連痛」と「体性痛」;「外傷コミュニカビリティ」の欠けた大人たち;自己言及と感情的知性)
第2部 日本社会の精神を解剖する(「目標重視」の社会と「表現重視」の社会;自分自身のことをどう記述するか;タテ社会の自己感情 ほか)
第3部 コミュニケーションのかたちと中身を診る(心にも「風土病」は存在する;本音と建前の矛盾を受け容れる日本社会;建前は「中空構造」の形態である ほか)
著者等紹介
フランチェスコ,パントー[フランチェスコ,パントー] [Pant`o,Francesco]
イタリア、シチリア島出身。ローマのサクロ・クオーレ・カトリック大学医学部卒業。ジェメッリ総合病院を経てイタリアの医師免許を得てから来日し、日本の医師免許を取得。筑波大学大学院博士号取得(医学)。慶應義塾大学病院の精神・神経科教室に入局し、現在は複数の医療機関にて精神科医として臨床にあたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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