光文社新書<br> 日本のコミュニケーションを診る―遠慮・建前・気疲れ社会

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光文社新書
日本のコミュニケーションを診る―遠慮・建前・気疲れ社会

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334100667
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0211

出版社内容情報

「本音と建前の使い分け」「迷惑をかけることを極度に恐れる風潮」「モテ/非モテの区分」「『○○キャラ』という表層的なやりとり」……。日本社会の人間関係は他国と比較して独特な要素が強く、それがメンタルを"病む"一因になることもある。私たちは人付き合いのあり方をどのように変えていけばよいのか。『アニメ療法』著者のイタリア人精神科医が自身の経験と学術的知見をもとに語る、コミュニケーションの処方箋。

内容説明

この国で感じた息苦しさの正体。『アニメ療法』著者のイタリア人精神科医が日本社会へ贈る心の処方箋。

目次

第1部 「心の痛み」の伝わり方(「痛み」を伝えるメカニズム;自分のエゴを受け入れる;「関連痛」と「体性痛」;「外傷コミュニカビリティ」の欠けた大人たち;自己言及と感情的知性)
第2部 日本社会の精神を解剖する(「目標重視」の社会と「表現重視」の社会;自分自身のことをどう記述するか;タテ社会の自己感情 ほか)
第3部 コミュニケーションのかたちと中身を診る(心にも「風土病」は存在する;本音と建前の矛盾を受け容れる日本社会;建前は「中空構造」の形態である ほか)

著者等紹介

フランチェスコ,パントー[フランチェスコ,パントー] [Pant`o,Francesco]
イタリア、シチリア島出身。ローマのサクロ・クオーレ・カトリック大学医学部卒業。ジェメッリ総合病院を経てイタリアの医師免許を得てから来日し、日本の医師免許を取得。筑波大学大学院博士号取得(医学)。慶應義塾大学病院の精神・神経科教室に入局し、現在は複数の医療機関にて精神科医として臨床にあたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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たまきら

32
Holy cow-なにこの本?何この人ーこんなに「日本人」を的確に観察し分析しているのに愛を感じる本、初めてな気がします。このイタリア出身の精神科医について、エッセイマンガで初めて知ったのですが、日本を愛する科学者ってこういう文を書けるんだなあ…と素直に驚いています。特に、負の感情の肯定ー素のあなたの肯定ーには深い懸念と、やわらかな促しを感じました。高校生ぐらいの人たちに読んでほしいです。面白かった。2024/09/07

大先生

14
イタリア人精神科医から見た日本社会の考察本です。イタリア人からみると日本は遠慮・建前・集団主義が多くて気疲れする社会だと。要するに窮屈さを感じるということですね。著者の日本人への助言は、【①嫌われていい、②負の感情を見せていい、③自分の意見を言おう、④目上相手でも断っていい、⑤自分に根拠のない自信を持とう。】私も転職してからKYであることを隠して仕事するのに疲れを感じていました。本書を読んだことをきっかけにして、そろそろKY全開で行こうかと思います(笑)2024/04/06

まゆまゆ

13
イタリア出身の精神科医が語る日本社会のコミュニケーションの特徴を紹介していく内容。建前によるコミュニケーションが前提の日本社会では他者への迷惑を嫌う。自分自身の感情を隔離し他者に合わせて遠慮する。個人属性より社会属性を強調する日本社会では、もう少し自分の心の痛みを他者に伝える自己言及の訓練を幼少期から行っておくべき。2023/11/06

はとむぎ

12
日本で働くイタリア人精神科医が診た日本人の文化的性質。他者から嫌われたくない、不安を原理として行動する人が多いと推察している。たぶんその通り。2023/12/27

takka@ゲーム×読書×映画×音楽

12
イタリア人の精神科医が日本社会の遠慮・建前・気疲れ社会に対し、考えを綴った本。疲れの根本の1つとして「迷惑ノイローゼ」と定義している。それは、大したリスクがないにもかかわらず、自分のせいで他者に不愉快な思いをさせるのではと過剰に心配すること。そこから対人恐怖症や建前、意見が言えない(特に否定)というものにつながる。負の感情に向き合わない・傷つかない会話は果たして相手のことやましては自分のことを知ることができるのか。それを覆い隠すように「キャラ化」というものがあるのではないだろうか。2023/09/26

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