内容説明
猛勇なる騎士集団を誇り、不敗の国王アンドラゴラス3世が君臨するパルス王国。だが宗教国家ルシタニアの侵攻により、強国パルスは、たった一日で滅亡してしまう。初陣の王太子アルスラーンは、死屍累々の戦場から、からくも脱出、「戦士のなかの戦士」ダリューンや策士ナルサスといったわずかな強者たちと故国奪還へ旅立つが…!戦士、魔道師、謎の銀仮面そして妖艶な美女…。際だつ登場人物たちが織りなす超絶ヒロイック・ファンタジー小説、堂々の刊行開始。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナルピーチ
132
中世ペルシアをモチーフにした壮大な物語。主人公アルスラーンはパルス王国の王太子である。敵対するルシタニアとの戦で初陣にでることとなったが、敵の策略により1日にして滅亡の危機に陥る。何とか生き延びたアルスラーンはパルスでも数名しかいない「万騎長」の称号を持つ戦士ダリューンと共に行動し、国を奪還するため仲間を集め新たな旅へとでた。荒川弘先生のコミックを先に見ているお陰で脳内にすんなり入っていく。次巻ではシンドゥラ編に突入の兆し、頑張れアルスラーン!ヤシャスィーン!!2021/01/09
まりも
80
不敗の国王アンドラゴス3世率いるパルス王国軍が、宗教国家ルシタニアに滅ぼされてしまう所から始まる物語。壮大な世界観、魅力的なキャラクターたちとこれぞファンタジーの超王道といった感じですごく面白かったです。勢いのある展開に加えて、キャラクター一人一人が物語の中で活き活きと動いているのであっという間に作品の魅力に引き込まれてしまいました。荒川絵のアニメも良いけど、やっぱり原作の方が各シーンの描写も丁寧なので読みごたえがありますね。アルスラーンたちはこれからどんな物語を作っていくのか、次巻も楽しみです。2015/09/23
おかむー
68
ひさびさのきっちり読みはやっぱり田中芳樹の「読ませる」上手さを再認識。文庫版二冊ぶんが無理なくサクサク進むね。まぁ『銀英伝』とこのアルスラーンの文庫版をリアルタイムで読んでた当時とは俺の受け取り方が変わったので、田中作品の主人公サイドに顕著な「キレイごと」感は現実的な厳しさを併記しててもやっぱり気になるのだけれどね。さて今回の再読で目についたのは、ミスターぼやっきー・ギスカールが一番いい味なこと、主人公サイド、特にギーグあたりの奥底にもすこし捩くれ感があれば深みがあるのになってところか。『よくできました』2014/05/26
あっか
65
アルスラーン戦記、2回目の再読中。やっぱり面白いー!スタートから33年(同い年!!)、1巻から完結巻まで一気に読めることを幸せに思う。シリアスなのに、アルスラーンの周りにいる面々のコミカルさなどのバランスが、ホント好き。敵方のヘタレ王子(笑)も好き。ここからまた魅力的なキャラたちが登場するので、再読楽しみます^^2019/07/04
NAO
36
終わったと知ったので、10巻ぐらいまで読んだような?25年ぶりに再読です。終わるまで長すぎる・・・でもやっぱり面白い!最後まで楽しみです!2018/06/26