内容説明
スキーシーズンも盛りのペンション村。その中心からはずれた位置にある白銀荘…。スキー客で賑わうこのペンションに、血腥い殺人鬼の匂いを纏った客が紛れ込んだ。多重人格に悩む彼女は、ある目的を果たすため、連続殺人をもくろんでいた!おりしも、豪雪により白銀荘は外界と遮断され密室状態に!殺戮への胎動に身を委ね始めた彼女だが…。さらなる悪夢が、白銀荘を覆っていた!今、血の惨劇の幕が開く!!謎が謎を呼ぶサイコ・ミステリー異色作、著名作家二人による超合作として、カッパ・ノベルスに登場!二人の覆面作家は誰か。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
27
二階堂さんがくろけんさんと組む前の合作作品。そちらの作品の感想でこの本にもあのシリーズ殺人鬼が出るという話を聞いたので。そういう訳で堂々と「奴」が泊まり客で出て来てるので謎を気にする前に「気をつけて、そいつ殺人鬼だから!」、「ああああ(うわぁ的な感じで)、あいつに騙されないで」ばかりが漏れる(てか「永遠の館の殺人」のあの人もここからか)。ほとんどの被害者気の毒だろ。なばかりに2人の殺人鬼がペンションで無差別殺人を繰り返して悲鳴。なんてかまいたちの夜・・・。2020/06/03
年中古本派・文花
10
再読。珍しい同じ殺人鬼によるシリーズ物のエピソード1。初読時は、ラスト2行に大変驚いた覚えがある。これから読む人は、ゆめゆめ騙されないようお気をつけ下さい(無理だと思うけどw)2023/08/24
Dr.strangelove
6
手の込んだ仕掛けだったが、騙された喜びが余り感じられない。発売された当時ならともかく、今となっては食傷ぎみなトリック。せめて真冬に読んだのが良かった。2017/02/19
風祭
1
とても面白かった。2人目の殺人鬼はまあまあだったが、多重人格の描写が凄惨なのにどこかとぼけた部分もあって楽しく読めました。2023/01/10
もかすけ
1
多重人格殺人鬼が殺しまくる! 雪の山荘で繰り広げられるので、今年のような異常高温の夏に最適。2018/07/23
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