内容説明
さらば「奴隷の幸福」。日本人による日本人のための日本バッシング。
目次
第1章 日本型思考の背骨を形づくったもの
第2章 日本人が「精神主義」に惹かれるわけ
第3章 「富国強兵」とはなんだったのか
第4章 日本人には、なぜ「天皇制」が必要なのか
第5章 行動原理としての「鎖国願望」
第6章 日本人がモラルを確立する日
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちぇん、
2
島田荘司の日本人論に笠井潔も大所は同意であり侃侃諤諤とはならず互いを尊重しながらのやりとり。島荘の主張は今までのエッセイ等でも窺えるものであり食傷気味だが笠井の内容は流石評論家。ただ対談の弱点というか一冊の中でも繰り返し同じような主張がされてまとまりが不十分。話題として面白かったのは縄文=狩猟・共生、弥生=農耕・蓄財。縄文は山人・海人のルーツであり楠木正成に繋がるという話。やり取りとして面白かったのは笠井は島荘の女性論については深く言及せずにスルーし極端な意見(首相公選等)には慎重な意見を唱える冷静さ。2020/04/15
ココアにんにく
0
19960819読了2006/01/01
ココアにんにく
0
19950723読了