出版社内容情報
コロナ禍での休校要請により、不登校・引きこもりが増加。支援を行うNPO法人高卒支援会がコロナショックの乗り越え方を提示する。
内容説明
新型コロナウイルスの感染拡大を機に、不登校・ひきこもりの子どもたちはますます増えている。しかも、休校に分散登校、オンライン授業に加えて家庭ごとのコロナ対策もあって学校に行かないことが自然となり、ずるずると不登校になってしまうケースも増加。いまや政府もその実態を把握しきれていない。不登校・ひきこもりが「見えなくなっている」のだ。こうした家庭を支援する現場ではコロナ禍以降、どのような対応に迫られたのか。オンラインも駆使しながら支援にあたっている様子を報告するとともに、行政の施設が抱える問題点なども指摘。さらには、三六年の指導経験から編み出された「アウトリーチ支援」に始まる一連のノウハウを全て公開する。
目次
コロナショックによる不登校・ひきこもりの急増と不透明化
コロナショックで困難になる立ち直りへのステップ
立ち直る過程で起こった、コロナによる挫折
オンラインが救った不登校・ひきこもりの生徒たち
コロナ禍における教育支援センターの問題点
アウトリーチ支援 ステップ0
実例で解説するアウトリーチ支援ステップ
将来を見据えた特別授業と、支援の広がり
ゲームの有効性―eスポーツ部の意義
規則正しい生活を確立するための方法―生活改善合宿
自律した生活のために―一人暮らしのすすめと、親の覚悟
女子に多い不登校タイプと新しい進路の形―インターン経験を活用した総合型選抜
著者等紹介
杉浦孝宣[スギウラタカノブ]
1960年生まれ。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校卒。小学校3年生のときに保健室登校を経験するが、養護学園に半年間通い不登校を克服した。大学卒業後に家庭教師を経験、’85年に中卒浪人生のための学習塾・学力会を設立。以来36年間、不登校、高校中退、ひきこもりの支援活動を行っている。2010年よりNPO法人高卒支援会を立ち上げ、’20年に現場を後進へと譲り会長に就任(現在も困難な事例を中心に支援協力している)。その後、「一般社団法人不登校・引きこもり予防協会」を設立し活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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