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内容説明
尹前大統領の戒厳令宣布にも関与
強大な権力を持ち、政治を動かす
秘密組織の全容に迫る!
大統領直轄の情報機関・秘密警察であり、強大な権力を持つ、韓国・国家情報院。
前身のKCIA、安全企画部時代には、北朝鮮に関する情報収集・工作活動を最大の任務としながらも、大統領と結託し、政敵を陥れ、民主化運動を弾圧してきた。
国家情報院として改組され、政治的中立を掲げるようになってからも、世論操作や大統領選挙での暗躍など、政治介入の疑惑は絶えない。
韓国現代史の裏側で何をしてきたのか?
予算・組織・活動の実態とは?
韓国国内でも謎に包まれた国家情報院の全容に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
112
金大中氏の拉致事件以来、韓国情報機関は情報収集や分析より汚れ仕事優先とのイメージが強い。現在は政治的中立を標榜するが、数々の事件を起こした記憶は消えない。どの国でもインテリジェンス組織は政治との間合いの取り方が問題だが、クーデターで政権を奪った分裂国家の軍人が創設しただけに実質的な政治警察として機能してきたことが根本にあるとわかる。しかも弾圧されてきた側が政権を握っても、自分たちに都合のいいよう使うことしか考えなかった。王朝時代から苛烈な権力闘争が続く朝鮮半島では、情報組織など政争の手先との認識なのかも。2025/07/21
nnpusnsn1945
35
韓国の情報機関で、対北情報収集や、治安維持を担当している国家情報院だが、政権交代毎に内部改編が相次いでおり不安定である。反政府側に対しての不法行為が露見することもあるようだ。前身は悪名高きKCIA(イ・ビョンホン主演の映画も本書でも出てきます。)である。朴正煕政権時に誕生し、反体制派を弾圧した、日本国内では金大中事件が発生した。朴大統領が金載圭部長に暗殺された後は、全斗煥(彼もKCIA部長を経験!)政権時に国家安全企画部に変わり、金大中政権になった1999年に現在の国情院へと変わった。2025/05/28
山葵
3
2025年出版。 韓国の情報機関、国家情報院の活動、その功績と罪について書かれたもの。 韓国政治や北朝鮮政治を専門にする私にとって、国家情報院は非常に「身近」なものではあるが、やはり情報機関であり具体的にどんなことをしているのかは謎であった。 著者はジャーナリストであり、国家情報員との接触もあることからその活動の一端を覗き見ることができるほか、本来は北朝鮮のスパイを監視する役目を負った機関が国内の政治にも大きく関わってきた歴史が具体的に記述されており、非常に興味深い。2025/07/07
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