光文社新書<br> 洋画家の美術史

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洋画家の美術史

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  • サイズ 新書判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334045173
  • NDC分類 723.1
  • Cコード C0271

出版社内容情報

明治から始まる「洋画家」の一生と作品を振り返ることで、日本美術、近代日本の側面をあぶり出す。オールカラー版。

内容説明

美術史を彩る洋画家たち16人の物語。オールカラー。

目次

第1章 憧れの「舶来絵画」がやってきた(高橋由一―油絵を描いた最初のサムライ;黒田清輝―日本近代洋画界のドン;藤島武二―明治生まれの耽美派グラフィックデザイナー;萬鉄五郎―土着的な野獣派)
第2章 成熟する「和製洋画」革命(佐伯祐三―パリを描いた夭折の画家;藤田嗣治―乳白色を愛した鬼才;岸田劉生―孤高のリアリズム作家;坂本繁二郎―優美な馬を描いた画家)
第3章 ニッポン独自の「昭和モダン」(梅原龍三郎―ミスター洋画家;長谷川利行―放浪の天才画家;東郷青児―優美なロマンチスト;熊谷守一―画壇の仙人)
第4章 進化する「日本的フォーヴィスム」(曽宮一念―空と雲の画家;鳥海青児―聖なる土壁職人;須田剋太―独学の天才;三岸節子―情熱の女流画家)

著者等紹介

ナカムラクニオ[ナカムラクニオ]
1971年東京都目黒区生まれ。荻窪「6次元」主宰、アートディレクター。日比谷高校在学中から絵画の発表をはじめ、17歳で初個展。現代美術の作家としても活動し、山形ビエンナーレ等に参加。著書多数。金継ぎ作家としても活動し、アメリカ在住の日本画家マコトフジムラと共同で金継ぎの学校「キンツギアカデミー」をロサンゼルスに設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

149
高橋由一ってそんなに昔の人だったんだ、千本ノックのように娘の麗子を描き続けた岸田劉生ってこんな人だったのか、梅原龍三郎のルノワールへの情熱、凄いな!…知ってる画家はその裏側を見れたようで楽しかったし、知らなかった画家は出会えて嬉しい気持ちに。その画家がどこから影響を受けているかが表された円グラフも興味深かったです。親しみやすい文章で楽しく勉強できる一冊でした。2021/05/03

ハイランド

74
図書館で見かけて手に取った一冊。明治以降洋画がどのように日本に定着していったかを、それぞれの画家を物語りながら見ていくのだが、画家のセレクトが第1章第2章はともかく、第3章第4章は圧倒的に作者の趣味の世界。多分日本近代絵画の歴史を紐解く上でなかなか出てこない画家、長谷川利行や熊谷守一等が取り上げられている(個人的にはどちらも大好き)。曽宮一念に至っては初めて知った(我が浅学が恨めしい)。更に参考とされる絵は著者蔵が多く、自分のコレクション自慢かよとも思わされる。でも内容はとても面白かったので、オールOK!2021/04/14

ホークス

42
2021年刊。明治から昭和の日本の洋画家16人について、影響を受けた画家、日本美術との関係から語る。理解できたのは半分くらいか。ミュシャのポスターを見て誰かの絵に似てると思っていたら藤島武二だった。藤島デザインの『みだれ髪』の表紙は、ミュシャと江戸の文字絵の融合。鮮やかで洒落ている(新潮文庫)。佐伯祐三の絵に大量に描かれた文字は、写経に通じると言う。パリの風景を埋める黒く鋭い文字の秘密に触れたような気がした。『麗子像』の岸田劉生は、デューラーの影響を受けていた。だからあの絵なんだ!と半可通ながら納得。2022/02/23

niisun

29
作者は現代美術作家のナカムラクニオ氏。まあ、作家というよりもメディアの人という印象の方が強いですかね。本書は、そのナカムラクニオ氏が“個人的な好みから主観的に紹介した「洋画家図鑑」”というだけあって、著者蔵の作品を軸に、持論を展開されています。ただ、こと芸術作品においては、一般論よりも主観で語って貰った方が解りやすい側面があります。私も洋画が大好きなので、ナカムラクニオ氏の解釈を楽しく拝読させて頂きました。著者蔵の作品も、当然紹介されている作家さんの代表作ではないですが、特徴的な作品が多くて楽しめました。2022/12/17

サケ太

18
マジで面白い。16人の洋画家の経歴や作品、影響を受けた西洋画家にについて端的に、読みやすくまとめられている。それぞれの特徴的な画風の説明には、こんな見方があったのかと納得する。知ってる人から知らない人まで、見たことある作品もちらほらと。感覚だけで作品を見るのは苦手なので、こういう指標があると鑑賞も更に楽しめそう。だが、取り上げられた人物の作品が本の中ではそんなに掲載されてないのは不満か。それも含めて美術館に行きたくなる一冊。個人的には高橋由一の作品をもっとみてみたいと感じた。2021/11/23

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