出版社内容情報
20代の東京大学院生が、「性」をめぐる言説・活動の最先端を紹介するとともに、その背景にある社会の変化をわかりやすく解説。
内容説明
セクハラや性犯罪がようやく社会問題として認められてきた現在、「性」について学ぶことはもはやひとつの必須事項となっている。ただ一口に「性」といってもイシューは多岐にわたり、「ジェンダー格差」という大きな話から「緊急避妊薬」の販売をめぐる動向、さらには「性」の規範を作ってきた「AV教科書化」の解消、「性的同意」への注目など、枚挙にいとまがない。必要なのはこれらのキーワードに通底する、「性」と社会の関係にいま起きている変化を、大づかみに理解することである。#MeTooをはじめとした近年の様々なムーブメントの分析や、多彩なアクティビストへのインタビューなどを通じ、「性」をめぐるこの国の現在地を鮮やかに抉り出す批評。
目次
第1章 明るみに出た女性たちへのハラスメント
第2章 日本のジェンダー格差をデータで把握しなおす
第3章 あなたの性を楽しむために
第4章 自分自身のカラダをもっと知ろう
第5章 「AV教科書化」問題にモノ申す
第6章 いま、「性的同意」に注目が集まるワケ
最終章 セックスのコミュニケーション的転換
著者等紹介
齋藤賢[サイトウケン]
1994年茨城県生まれ。茨城県育ち。早稲田大学教育学部卒業。東京大学大学院学際情報学府修士課程在籍中。関心領域は理論社会学、特に社会学的機能主義。研究とは別にジェンダー・セクシュアリティに関する社会課題の解決に取り組む。『知らないと恥をかく「性」の新常識』が初の著書になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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