事故物件めぐりをしてきました - 大島てるが案内人

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事故物件めぐりをしてきました - 大島てるが案内人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 189p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784801301405
  • NDC分類 365.34
  • Cコード C0136

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

72
大島てるが案内人とタイトルにあるが、大島てるはほとんど登場せず。事故物件というと怪談との親和性が極めて高い事で知られるが、本書の内容は実地に沿ったものばかり。孤独死で人の形が残っている物件から始まり、自殺や一家心中のあった物件の話、それを投資の対象とみる話等実際のケースから始まり、事故物件の定義や裁判所の判断、告知義務等、それに纏わる基礎知識。さらには警察や清掃会社といったそこに関係する人々のインタビュー。といった風に極めて真摯な造りとなっています。これ一冊で怪談とは関係ない事故物件の知識は押さえれそう。2023/11/27

澤水月

42
11年『事故物件に住んでみた!』著者のその後が圧巻。個人的にはメディアで初めて大島てる見つけたり某殺人事件現場検討したりと体当たりが好ましかったが当時は心霊談求める読者にあまり受けてなかった覚え、だが本書で絶句するかも。著者と同じ考え持ちます私も。怪談もお祓い屋も不動産屋も特殊清掃も、投資を目論む若者たちも(!)網羅したお得な一冊。今後必ず孤独死は増えるのだから誰にとっても他人事でない。それと読んだ後、カバーを剥いてみること推奨…一番怖いかも2016/04/05

鷺@みんさー

41
不慮の死は誰しも防ぎようがないもの…とはいえ、自分がいわゆる「腐敗が進んだ事故物件」を生まないようにするには、どうしたらいいのかなぁとか、前々からずっと考えてる。結婚しててもどっちかが死んだら孤独死予備軍になるわけだし。結局はこまめな安否確認なんだろうけど。いずれ、指先にチップが埋め込まれて、生命反応がなくなったら自動的に集積センターに信号が発信されるとか、そんなSFめいた妄想もしてしまう。まぁ、そこまではいかなくても安否確認システムは今でも色々あるんだけどね。うーむ🤔2021/10/13

fwhd8325

36
よく聞く事故物件という言葉だが、実際に見たことも住んだこともないはずです。だけど、築年数の大きい物件では、死因がどうであれ、誰かしらが、そこで亡くなっているはずです。気にすればきりがないし、知らなければそれで良いのではないかと思うのです。そこで生活するわけではないけれど、海や山、道路にもそうした出来事はあると意識したら、それは苦しいことでしょう。2017/07/19

ネムコ

35
著者が女性とは思わなかった。事故物件サイト「大島てる」を皮切りに、事故物件に足を運んだり、実際に事故物件に住んで体験記を物したルポライターに取材したり、不動産屋・特殊清掃業・警察OBなどへ取材したりをまとめた本。はっきり言って気分は落ち込みましたが、私の部屋だって、うっかり私がここで亡くなったら事故物件になるわけで、少子高齢化の昨今、他人事ではないし、これから事故物件はどんどん増えるという言葉に色々考えさせられました。2019/05/02

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