光文社新書<br> 戦場カメラマンの仕事術

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光文社新書
戦場カメラマンの仕事術

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  • サイズ 新書判/ページ数 194p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334039127
  • NDC分類 070.17
  • Cコード C0236

出版社内容情報

イラク戦争以来、世界の戦場を駆け巡るカメラマン・渡部陽一氏が、ジャーナリストという仕事、生き方を熱く語る。

内容説明

イスラム過激派の勢力拡大で戦場取材は一層危険を増す中でも、現場へ入ることをやめない戦場カメラマン・渡部陽一。さらに自らも父として家族を養う立場となり、かつてのような取材スタイルを維持することは難しくなった。環境の変化や葛藤を抱えながら、それでも苦しむ人々の姿を世界に伝える責務を負い続ける彼は今、どんな手順を踏んで仕事を遂行しているのか?「撮ったものは必ず持ち帰って発表する」という任務を全うするため、いかに万が一を回避する危機管理を行っているのか?信頼の置けるガイドを探り当て、安全に目標に辿り着き、スムーズに取材を行うための百戦錬磨のスキルと考え方を本書の第一部で紹介。続く第二部は、彼が駆け出しのカメラマンの頃に出会い、取材のやり方と心構えを手取り足取り教わった恩師である日本人ジャーナリストとの対談集。異業種のビジネスパーソンにも響く、様々なキーワードが登場する。

目次

第1部 僕が見てきた世界(取材は準備から始まる;戦場カメラマンになろうとは思わなかった;現場で学んだ取材の作法;戦場取材のリアル;戦場では活字が心の癒やしになる)
第2部 僕が出会った日本のジャーナリスト(山本皓一(フォトジャーナリスト)
松浦一樹(読売新聞社)
渡辺照明(産経新聞社)
原田浩司(共同通信社))

著者等紹介

渡部陽一[ワタナベヨウイチ]
1972年、静岡県生まれ。明治学院大学法学部卒業。学生時代から世界の紛争地域を専門に取材を続ける。イラク戦争では米軍従軍取材を経験。これまでの主な取材地はイラク戦争のほかルワンダ内戦、コソボ紛争、チェチェン紛争、ソマリア内戦、アフガニスタン紛争、コロンビア左翼ゲリラ解放戦線、スーダン、ダルフール紛争、パレスティナ紛争など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シャル

7
テレビなどでもお馴染みの戦場カメラマン渡部氏がどのようにして取材に挑むのかを語る一冊。あの朴訥としたな語り口そのままの文章でありながら、戦場カメラマンとして見てきた世界各国の鉄火場、フリーランスとしての生き方、そういう世界だからこその切り込み方など、そこで直に感じてきた情景を語られるさまは返って世界の形を浮き彫りにしていく。一貫して語られるのはどのようにして現地の空気を感じ取り、馴染ませるか。そのために必要な物は人の声であり、ガイドの選び方付き合い方から他のジャーナリストとの交流まで人の力を感じさせる。2016/05/30

lop

4
本人ならではのルールや信念はぶれておらず、成り立ちやどのように取材をしているかが詳細に書かれていました。 人柄というか良さが本当によくわかり、いい本だなと思いました。2017/07/06

GX

4
「フリーだからこそできることがある」という言葉が印象に残っています。組織ではなく、個人の力によって、仕事の質が大きく左右されますね。何もかも自分でやるということではなくて、どんなチームを作るのか、という組織化の面も含めて2016/08/28

ズラ

3
月並みだけど、段取り、入念な準備、人との信頼関係が大事という話。フリーのカメラマンって色々な雑誌に断られるの前提で営業してるのね、と驚いた。2016/03/22

Naomi

2
面白かった。彼の純粋さ、マメさ、真面目さがとても沁みました。これからも応援したいと思います。2017/07/19

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