光文社新書
世界は宗教で動いてる

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334037482
  • NDC分類 161.3
  • Cコード C0030

内容説明

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンドウー教、儒教、仏教は何が同じで何が違うのか?世界の主要な文明ごとに、社会と宗教の深いつながりをわかりやすく解説!

目次

第1講義 ヨーロッパ文明とキリスト教―イエスの父はヨセフか、それとも神か
第2講義 宗教改革とアメリカの行動原理―ウォール街の“強欲”をどう考えるのか
第3講義 イスラム文明の世界―イスラム教は平和のための宗教
第4講義 ヒンドゥー教とインド文明―カーストは本質的に平等
第5講義 中国文明と儒教・仏教―儒教はなぜ宗教といえるのか
第6講義 日本人と宗教―カミと人間は対等の関係

著者等紹介

橋爪大三郎[ハシズメダイサブロウ]
1948年神奈川県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。社会学者。1995~2013年、東京工業大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハッシー

92
★★★☆☆ この本を読んだ目的は、1)世界の主要な宗教の関係性を知る、2)ビジネスの場面で使える必要最低限の宗教的知識を得る、の2つ。目的はなんとか達成した気はするが、如何せん宗教と世界史の知識があまりない私には一回で消化するのは難しい内容だった。勉強になったのは、カトリックとプロテスタントの違い、アメリカ合衆国が作られた端緒に宗教闘争が絡んでいたこと、ユダヤ教/イスラム教/キリスト教の関係性、ヒンズー教の根幹であるカーストと輪廻の概念、神よりも人間を上位とする仏教の考え方、など。2019/02/20

ころこ

40
体系的では無いので、明確な知識が増えたというわけではありません。しかし、物の見方が変わるという感覚が近いでしょうか。それぞれの社会には、制度の背後に無意識ともいうべき宗教的な考え方が反映されていることが意識できるようになったような気がします。特に注目したのは第1講義、第2講義で、近代性とはキリスト教が反映された制度なので、近代の制度がどの様な考え方によってつくられているのかを知ることができます。第6講義の日本では、我々にとって自然なものを異化させるのが宗教を学ぶことだということが分かります。2021/11/18

Y

36
有名な宗教を学びたい!けど、とっかかりがなくて結局知らずじまいになってる人にかなりおすすめな一冊。本書は、日本人が陥りがちな宗教に対する思いこみを積極的に払拭しようとしていたのが窺えた。宗教に自覚的でない者からすると、宗教は俗世から隔絶されたところにあるというイメージがあるけど、そんなことはなくてちょっとした行動原理なんかにも色濃く影響を及ぼしていたりする。さらに当たり前すぎて、疑うことのなかった価値観にも宗教的意味合いがこめられている。宗教を学ぶことは、世界を知るということに通じるのかもしれない。2013/11/29

ちさと

27
世界の主要な宗教であるキリスト教、イスラム教、儒教、仏教、神道等が、概ね社会の形成にどう影響しているかを知るための入門書です。なぜアメリカは、社会保障が手薄でも成り立つのか。中国では何が、強力な統一政権を維持させているのか。異なった信仰やそれに属する人たちを理解することの重要性は日々増しています。本書は新書に過ぎませんが、小さな理解がその先に進む基礎になるような一冊です。2018/09/08

魚京童!

17
世界は宗教で動いていて、この人はお金儲けに動いてる。講演を文字起こしして新書にしてさらに儲ける。いいことを考えたものだ。私もそうやってお金を儲けようかな。宗教を理解しないといけないっていうのは間違ってないんだけど、すげ読みにくい。GODを大文字全角で書いてあるからかな。横文字と縦文字をそろえてないからかな。よくわからないけど、読みにくいことだけは確かだ。いちいち受講生との対話をいれて文字数稼ぎするのもダリーし。2020/01/10

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