内容説明
一つのことに詳しくなる、上達する、極める―人間の魅力の源は「ヤミツキ」にあり。そのパワーを最新の科学から徹底解剖。心理学の師弟コンビが贈る、楽しくも“健全な”「ヤミツキ」のススメ。
目次
第1章 「やみつき」ことはじめ
第2章 「やみつき度」を考える
第3章 快を求めて
第4章 やみつきになるメカニズム
第5章 「やみつき」がくれるパワー
第6章 人の輪の中で
第7章 「やみつき」から人間を考える
著者等紹介
廣中直行[ヒロナカナオユキ]
1956年山口県生まれ。東京大学文学部心理学科卒業。実験動物中央研究所、理化学研究所脳科学総合研究センター、専修大学教授などを経て、NTTコミュニケーション科学基礎研究所/科学技術振興機構CREST研究員
遠藤智樹[エンドウトモキ]
1978年東京都生まれ。専修大学大学院文学研究科心理学専攻修士課程修了。専門は社会心理学。その後、アニメ制作会社にて制作進行を一年間経験。現在は(株)エンターブレイン刊行のゲーム誌『ファミ通コネクト!オン』でwodnetというペンネームで連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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サラダ
4
「やみつき」という視点から心理学の有名な研究成果が紹介されていて興味深かったです。人間の成長にはやみつきが必要。やみつきの力で自分を成長させる!2019/09/24
巳影樹生
4
依存に関する話だと思ったら、フロー体験、達成感、欲求の段階から社会性の維持のための快と、個人と社会性を繋げる快についてまとめられた良書。2014/04/23
dice-kn
3
「やみつき」という言葉にマイナスのイメージを持っていなかったけど、語源は「病んで床につく」ということだそうで・・・。完ぺきにはなり得ないのに完ぺきを求めて日々修練することこそがまさにやみつきだという記述に、なるほどなと納得しました。プロスポーツの世界はやみつきだらけということになりますね(^-^)2017/01/31
chisa
3
社会心理学と脳科学っぽい分野の両面で「やみつき」の状態についてアプローチしている。どちらかというと社会心理学面が強く出ているけど、その分とっつきやすくて読みやすい内容になっている。「やみつき」にはストレスを軽減する力があるのか…!「やみつき」が自己肯定感につながるというのも面白い。2012/06/19
reina*
2
前向きにいつでも楽しめることをして「遊ぶ」ことが大切だと分かった。2012/05/20
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- 和書
- 新しい社会福祉の焦点