内容説明
「“日光”で面白いものを発見した」―この一言を遺し、日光近くにある大牧場主・智秋家の次男が失踪。車だけが山形の日向川に…。2年後、その智秋次郎は華厳の滝で白骨となって見つかった。莫大な遺産を巡る智秋家の相続争いが殺人動機か?―東照宮中興の祖・天海僧正=明智光秀説、明智家=智秋家説の取材で日光を訪れた名探偵・浅見光彦は、智秋家の令嬢・朝子のため、この事件を追う。直後、謎の言葉日光の鍵を握る男が、伊豆の山中で殺されてしまった!浅見は日光に隠された秘密を暴く。が、事件は意外な展開を…。偉才が本格推理の醍醐味を満喫させる、好調“旅情ミステリー”書下ろし第7弾!