出版社内容情報
たべるぞたべるぞ、はらいっぱい! 鳥は虫を、虫は葉っぱを、私たちはお米や野菜や動物を――みんな何かを、一生懸命たべている。命の芸術家・田島征三が描く、生きとし生けるものたちの「食」の喜びを謳いあげた絵本。生きるための「たべる」、子を養うための「たべる」、みんなで喜びを分かち合うための「たべる」など、本能であり文化でもある「食」の様々な側面をダイナミックに描きます。
内容説明
いきものたちは、いきるため、いっしょうけんめいたべている。むしゃむしゃ、ぱくぱく、がりがり、ごくん。
著者等紹介
田島征三[タシマセイゾウ]
1940年、大阪府生まれ。幼少年期を高知県で過ごす。多摩美術大学卒業。『ちからたろう』(ポプラ社)でブラティスラヴァ世界絵本原画展“金のリンゴ賞”、『ふきまんぶく』で講談社出版文化賞、『とべバッタ』で年鑑日本のイラストレーション作家賞、小学館絵画賞、『つかまえた』(以上、偕成社)で産経児童出版文化賞美術賞を受賞。2009年新潟県十日町の廃校を丸ごと空間絵本にした「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」開設。2018年伊藤忠の新聞広告イラストレーションでADC賞、2019年巌谷小波文芸賞、2021年ENEOS児童文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
41
田島さんのメッセージ、どんどんシンプルで動物的なものになってきています。すごいなあ。いま、これを書いている後ろに4時の夕飯を待つ15歳の猫たちがいます。食べて、食べて、私たちは今日もここにいる。シンプルだけど、それこそ生存意義よね。田島さん、バンザイ!2024/01/10
ケ・セラ・セラ
25
田島さん描く題字と絵の迫力。それぞれ見開きでどどーんと描かれます。食べるぞ食べるぞ、生きものたちは生きるためにむしゃむしゃ、ぱくぱく。その旺盛な食べっぷりが気持ちいい。美味しく食べられるって幸せだよね。生きている活力喜びに溢れてる。読んでたらなんだか食欲が湧いてきてお腹が空いてきました。2023/12/20
わむう
19
食べることの大切さと感謝、食物連鎖を教える絵本。2023/12/06
ヒラP@ehon.gohon
19
様々な「食べること」に密着した絵本です。 その迫力と躍動感に食べられてしまいました。 ビートの効いたリズム感が良いので、私も食べたくなりました。 声に出したい絵本です。 食欲も出てきそうな絵本です。 田島さんの他の絵本を連想させるところも素晴らしいです。 田島さんのいろんな絵本を食べたくなりました。2023/11/04
ほんわか・かめ
16
季節のものをその時期にお腹いっぱい味わう。なんて贅沢なことだろう!人間以外の生き物も登場。こちらは生きるため、生をつなぐため。〈2023/佼成出版社〉2023/12/09