内容説明
ヤモリのやもじろうとハリネズミのはりきちは、あかちゃんのときからだいのなかよし。でも、いつからか、やもじろうははりきちとあそぶのがつまらなくなってしまった…。
著者等紹介
降矢なな[フリヤナナ]
1961年東京に生まれる。スロヴァキア共和国のプラチスラヴァ美術大学・版画科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あすなろ
73
【育児】17年出版。絵が降矢ななさん繋がりで奥様が借りて来たことが明確に分かる(笑)。かまきりと…、よりこちらの絵の方が子供受けしそう。文章も降矢さんだ。幼い子供の頃、自分の仲良しが他の友達達と歩を合わせられなくて、その友を切り捨ててしまうことがある。でも、心では切り捨てていない。そんな想いとそんな友でも自分を救ってくれたという本当の友を見つめる絵本。いいストーリーですね。
しぃ
34
とにかく絵がかわいい。でも話はなかなかシリアス。小6長女はきっと既に体験したであろう、そして小1次女は今まさにこれから。幼少時代からの友達関係に変化が起きるとき、どちらの立場になるかは分からないけど、そもそも何も起きずに離れるだけなのかもしれないけど、仲良しの頃を知ってる親としてはどちらも胸が締め付けられます。お話では最後は仲直りだけど、リアルではどうなるか。でもこのお話も、せめて突き飛ばしたことに対しては謝ろうよ!2020/09/07
☆よいこ
30
ヤモリのやもじろうとハリネズミのはりきちは幼馴染。でも、かけっこが遅くて木登りができないはりきちがウザったくなって、やもじろうははりきちと遊ばなくなった。やもじろうは、とうとう「だいきらい」と言ってはりきちをおいてけぼりにした。▽友達のお話し。可愛らしい絵で、オチも笑える。優しい気持ちになれる。2018/05/25
わむう
25
低学年の読み聞かせ用に。やもじろうとはりきちは赤ちゃんの頃から仲良しだったけど少し大きくなったら、やもじろうは、鈍臭いはりきちのことを遊ぶ相手には、つまらないと感じてしまい突き放してしまう。やもじろうから意地悪されてもニコニコついていくはりきち。振り切るやもじろうに野良猫が遅いかかる。そんな時、体の特徴を生かして、やもじろうを助けるはりきち。本当に大事にすべき人や認め合う心を持たなければならないということを教えてくれる一冊。2018/01/07
ふじ
23
母の好み。赤ちゃんの頃から幼馴染のはりきちとやもじろう。でも大きくなるにつれて好みも変わり、遊んでも楽しくなくなってきて…切ないかとおもいきやほっこり。現実はそううまくはいかないけれど。息子は「なんのはなしだよ~」と理解できなかった模様。5歳児、友だち関係大丈夫か。2018/01/21