内容説明
「和の心」は人と人、人と自然がさまざまな対立を克服していくための“共に生きる力”、つまりは“共存力”です。今、われわれは地球レベルで、この“共存力”が問われているといえましょう。「和の心」「和の力」をわれわれが十分に発揮できるか否か、それがわれわれの未来を決定づけるのではないでしょうか。かつてエッソ石油副社長として敏腕を振るい、現在出家して僧籍に身を置く著者が、迷走する日本に、復活の処方箋を禅林から書き送った必読の書。
目次
序 かつて「和の国」と呼ばれていた
1章 和はやわらぎ
2章 和は分かち合い
3章 和はハーモニー
4章 和は人の輪、出会いに導かれて
5章 和は「利他」の心で
6章 和は“共存力”
7章 環境と和の心