内容説明
心のやさしいやまんばは、母をなくしたあかんぼうを育てていたが、ある日大きな木に化身、やまんば山の守り神になったとさ。4歳から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sui
28
山の中、独りで暮らしていたやまんばが、ある日狼に襲われた母子に出逢う。母はやまんばに息子を託し、命尽きてしまう。試行錯誤しながら必死で赤ちゃんを育てるやまんば・・・。見た目は怖いけど、男の子を必死に育てるやまんばの幸せそうなこと。クライマックスのやまんばの言葉にじーんとする。やまんばが慈しみ育てた命が、また命を繋いでゆき、森は守られる。日本の昔話が好きな長女が選んできた本。もっと有名になってもいいのに!娘たちにも大好評。こういう隠れた名作に出会えると嬉しくなる。2016/10/19
ヒラP@ehon.gohon
20
死んだ母親の代わりに赤ん坊を育て、山を守り、生き物たちを守ろうとしたやまんばは、神さまのような存在として描かれています。 井上洋介さんの絵が、やまんばを個性的に描いていて、一見怖さも感じるのですが、どうしてこれほどに心優しく、自己犠牲の気持ちを持っているのでしょう。 ひょっとしたら、やまんばは山そのものなのかもしれません。 山の木を伐採しようとする侍たちから、身を挺して山を守ったやまんばは木になりました。 育てられた子どもは、大人になり親となりました。 やまんばの意思を受継いで生きていくのでしょうね。 2022/12/15
ヒラP@ehon.gohon
11
【再読】大人のための絵本2022/12/19
ヒラP@ehon.gohon
11
C事業所で読み聞かせしました。2022/11/29
ヒラP@ehon.gohon
10
Yデイサービスで読み聞かせしました。2022/11/30