内容説明
禅は見るものではない。聞くものでもない。知るというものでもない。禅は行ずるものである。しかし、見るもの知るものではないとは言うものの、現代最高の写真技術によって「禅の姿」が活写され、加うるにまさに正眼の師たる谷耕月老師、平井玄恭、細川景一各師によって示される指南は、その渇仰を癒すに充分であり、禅への入門の道標を求めるものへの最良の羅針盤となろう。
目次
自己の究明に徹してこそ(谷耕月)
僧堂の点描
坐禅のすすめ(平井玄恭)
坐禅会の風光
禅の思想(細川景一)
禅と文化
禅を知る小辞典