文春文庫<br> 幸せな朝寝坊

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文春文庫
幸せな朝寝坊

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  • サイズ 文庫判/ページ数 280p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167599010
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

不動産屋にイビられ、女三人よれば老後の話、近頃の若いモンからは邪険にされる。それでも生きてることは面白い。元気エッセイ集

内容説明

不動産屋にいびられ、一人暮らしの先行きを考えると気になるのは老後のこと。手足も最近冷えてきた。親バカならぬ叔母バカにはまり、「お仕事は?」と聞かれるのが一番苦手…。あるがままの自分を大切にしながら、日常生活の中で出遭うさまざまな人物や出来事を、真っ直ぐな視線で捉えたエッセイ集。

目次

三十過ぎて、考えた
男というものは…
ひとり暮らしの夜
会社を辞めれば、ただの人
女も変わる
ストレスの種
家族の肖像
近ごろの無常
めでたさも中くらいなり

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

26
エッセイなのだけど、ちょっとした短編小説のように面白さもてんこ盛り。岸本さんのエッセイは、人をひきつける魅力がある。日常生活・・・されど日常生活。その何も変化がなさそうな日常生活を逆手にとって日々を楽しんでいるように感じる。私も岸本さんのような目を持ちたくなった。2011/10/29

まりにゃ

7
1994年刊単行本の文庫化。岸本葉子自身の生い立ちにも触れている。ネット検索すれば、美貌の画像と共に、エリート一族・鎌倉育ち・神奈川県トップ進学校から東大へ現役入学卒業、という眩ゆい経歴が出てきて、ああ天から二物も三物も与えられた人だなぁと羨ましく思ったが、その陰に、実はこんな辛い事情があったとは・・・・非常に衝撃だった。彼女自身には何の落ち度もないのに、背負わされた重荷と苦労は、実際経験した者でなければ分からないだろう。巻末の解説者(白石公子)との文体の差に、胸が締め付けられる思い。2016/10/02

えがおかーぶ

1
会社のトリとケモノのたとえが秀逸。「わが人生最良の日々」は同感。わたしも人生のどこかの時期でそんな生活をしたい。2015/06/29

spock0106

1
日常エッセイ。30歳前後の頃のもの。単行本「近ごろの無常」を改題。2012/03/22

pantyclub

0
かなり古い本ですが著者の人なりが良く分かる本です。幼少期はご苦労された様です。ネガティブな部分が多いけど楽しい内容です。基本的に頭の回転が早い方なのでいろいろなことを良く考えられている。女性の一人暮らしは心配事が多いことが分かる。特に安全確保は最重要ですね。でもお嬢様ぽいボケもあり心温まる内容です。2021/12/17

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