内容説明
乳がん治療は日々進化する!!目標はいかに小さく切るか。最新の標準治療。いまや乳房温存は当然、いかに小さく切り、体への負担を軽くするかが追求されています。手術前の薬物療法はその代表。がんを小さくできるし、完全になくなるケースも。「切る」前にぜひ読んでおきたい1冊。
目次
第1章 診断はこのように行われます(適切な治療を始めるには、正確な診断が必要です;診断の確定と進行度を判定する検査を行います ほか)
第2章 これが基本となる正しい治療です(限局性でがんが小さい場合の治療計画;限局性でがんが小さい場合の治療はこのように進められます ほか)
第3章 再発予防と生活するうえで気をつけたいこと(手術翌日からリハビリテーションが始まります;乳がんの自己検診を行いましょう ほか)
第4章 病気に対する正しい知識(乳がんは乳腺の細胞にできる悪性腫瘍です;どのような人が乳がんになるのでしょう ほか)
第5章 これだけは聞いておきたい治療のポイントQ&A(乳房温存手術を受ける予定ですが、再発や転移が心配です。再発率は変わらないと聞いたのですが本当ですか?;手術をしても取り残しなどはないのでしょうか。 ほか)
著者等紹介
中村清吾[ナカムラセイゴ]
聖路加国際病院ブレストセンター長/乳腺外科部長。1982年、千葉大学医学部卒業。聖路加国際病院外科での研修を経て、同病院外科医幹(乳がんクリニック担当)。97年M.D.アンダーソンがんセンター他にて研修。99年McMaster大学にてEBM研修。03年5月より、聖路加国際病院外科管理医長。05年6月、同病院ブレストセンター開設とともに初代センター長に就任。乳腺外科部長。日本乳癌学会乳腺専門医。臨床EBM研究会代表幹事。乳腺MRIの研究にて、第8回乳癌学会久野賞受賞。ブレストケアのみならず、患者の生き方まで見据えた患者中心のチーム医療を実践している
福井次矢[フクイツグヤ]
聖路加国際病院院長。1976年京都大学医学部卒業。同年、聖路加国際病院内科研修医、80年から84年まで米国コロンビア大学、ハーバード大学留学。84年ハーバード大学公衆衛生大学院卒業。帰国後、国立病院医療センター・厚生技官、92年佐賀医科大学附属病院総合診療部教授、94年京都大学医学部附属病院総合診療部教授を経て、99年より京都大学大学院医学研究科臨床疫学教授。04年より聖路加国際病院副院長、05年より聖路加国際病院院長。京都大学名誉教授。研究分野は内科、臨床疫学、臨床決断科学、医学教育。日本でのEBM(科学的根拠に基づく医療)の実践者の先駆けとして、また、総合診療科・臨床疫学講座のパイオニアとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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