出版社内容情報
内容説明
その男、日本の敵か味方か?歴史上、ほぼ抹消された事件の真相を探る!昭和7年、中国福建省福州で、日本人の教師夫妻が惨殺された!そこには、日・中・台で暗躍する1人の台湾人と、その裏で大陸進出をにらんだ日本人の存在があった―。
目次
第1章 事件勃発―巻き起こる日本軍進出論(昭和七年の正月、事件は起きた;凄惨な犯行 ほか)
第2章 事件の真相―陸軍大尉の自作自演(謎の投書;李の追跡 ほか)
第3章 犯行のすべて―李はなぜ殺害事件を計画したのか(台湾軍からの手紙;日本を後ろ盾に、省政府を倒す! ほか)
第4章 真相を知る人たち(浅井大尉―関与を示す証拠の出現;実行犯、「進吉」こと洪進玉―明らかになる事件の詳細 ほか)
第5章 隠蔽と暗躍(謀略は中国各地で組織的に行われた?;満洲事変の真相 ほか)
著者等紹介
鈴木伸元[スズキノブモト]
NHKの報道番組チーフ・プロデューサー。1996年東京大学教養学部卒業。同年NHK入局。報道局、スペシャル番組センター、社会番組部などで勤務。「NHKスペシャル」「クローズアップ現代」などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。