目次
はじめに 「一月十八日」
第1章 刑務所が街を創る
第2章 二代目刑務官拝命
第3章 「看守部長」になるぞ!―幹部への道「研修」
第4章 法務本省での勤務その一―現場施設(刑務所)のロジスティック
第5章 幹部として刑務所勤務
第6章 法務本省での勤務その二―刑務所のマネージメント
第7章 「塀」の外へ―刑務所と刑務官のこれから
著者等紹介
西田博[ニシダヒロシ]
1954年高知県生まれ。77年中央大学法学部卒業後、法務省入省。盛岡少年刑務所長、法務省矯正局総務課国際企画官、広島矯正管区第二部長、法務省矯正局参事官、法務省大臣官房参事官(矯正担当)、法務省矯正局総務課長などを歴任。2011年法務省大臣官房審議官(矯正局担当)。2013年法務省矯正局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yasutaka Nishimoto
2
ノンキャリアで局長クラスまで上り詰めた、現場の刑務官も経験した著者ならではの裏話が満載。本当は、いい本で面白い本になったのだろうけれど、いかんせん著者の文章力が…。また、受刑者への上から目線の文章(「〇〇してやる」など)や、国会答弁そのままの文章が、邪魔をする。途中で投げ出そうと思った。2017/05/19
キンセンカ
2
極めて厳しい職務に、忠実かつ熱意を持って臨む筆者の熱い思いがじんわりと伝わる。2014/12/26
Kazyury
1
初犯の事情により矯正局に興味持ってます(笑) 本としては、現場の刑務官の視点もあり、大所高所な視点も(若干)ありでとても分かりやすい本だった。 筆者も本文中で何度も繰り返していたけど、官の業務ってもっと広報した方がいいと思うし、この本は(広報という意味で?)とても効果的な良書だと思うんだけど、読書メーターの登録数が残念な感じ。 タイトルをもっとキャッチーにした方が良かったのかね。2015/08/25
はそ
0
中々知ることのできない「刑務官」という仕事の実情を垣間見ることができた。過酷さが伝わってきて、私には絶対務まらない仕事だと感じた。年次休暇もほとんど取れないというのは改善されていって欲しいと思う。 読んでいて驚いたのは刑務所に対して様々な地域から熱心な誘致があるということだ。意外だったが、過疎化の進む地方において刑務官家族の転入は住民増加を期待できるという点で喜ばしいのは納得が行った。その他、受刑者が住民として数えられるので地方交付税交付金の算定基礎になるというのは目から鱗であった。2023/06/26
樽
0
刑務官・刑務所はこれまで世間からは全く未知のものでした。しかし、そんな状況を打破しようと出版されたのが本書です。刑務官の厳しい環境など行刑施設について内部の人の解説と目線を知ることの出来る一冊。2018/11/26