内容説明
漢字の持つ意味を感じ取りましょう。伝えたい思いにぴったり合う一文字にめぐり会ったら、筆を持って描いてみましょう。
目次
1章 漢字アートの世界へ(筆に親しむ;漢字に親しむ)
2章 好きな一文字を描いてみよう(水;心 ほか)
3章 一文字に言葉を添えて(字手紙のすすめ;小筆の練習 ほか)
4章 お正月を筆で彩る(テーブルセット;ごあいさつセット ほか)
著者等紹介
関紫芳[セキシホウ]
1963年より書を始め、日本書展・国際書道連盟展ほか、数々の書展において受賞。1986年には有限会社紫芳書院を設立し、漢字を使ったアート作品「心書画」や、ハガキサイズに一文字を描きメッセージを添えるスタイルの「字手紙」など、新しい表現を生み出し、個展や出展・受賞を重ねる。現在は、カルチャーセンターでの講師や、「如月書道会」「字手紙さわらび会」を主宰するなど、実用書道と字手紙の普及に努める。2003年には、国際栄誉賞、国際芸術文化賞、国際学士院賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かわうそ
13
お習字の本。実を言うと硬筆は苦手。ペン字も苦手。でも毛筆はすごく好きだったりする。なんでかなー??たぶん一本の線に含まれるものがシンプルかつ深遠に感じるからだろうな。文字はそもそも象形文字から始まる。古代の先人は必死に書いたことだろう。月は月らしく、花は花らしく、水も火もどうやったらそれらしく表現できるかと。普段何気なく使っている文字も成り立ちを知って「へー」で終わるのではなく、そこに至るまでの過程を想像すると楽しくなる。美しく整えられた楷書ももちろん好きだが、自然に近づこうとするような自由な字も素敵だ。2015/09/30