出版社内容情報
目先の授業テクニックに走らずに、生徒にしっかりとした英語の力をつけさせるための基盤となる方策を具体的に提示する。また、指導技術は愛情の上にしか成立しないというメッセージを強く打ち出している。
指導技術の前に、授業は愛!
『英語授業の大技・小技』『英語授業の心・技・体』に続く、靜流「英語授業」シリーズ第三弾。
小学校、中学校、高校、大学の現場(英語教育)を経験している3人の著者が、目先の授業テクニックに走らずに、生徒にしっかりとした英語の力をつけさせるための基盤となる方策を具体的に提示する。
特に本書では、教師としての心の持ちようの部分を掘り下げ、指導技術は愛情の上にしか成立しないというメッセージを強く打ち出している。
<本書の目次より>
モデルとしての意識を持つ/生徒が寝るのは教師が原因と考える/教師は「恥」を捨てる/授業は本番ではなく稽古である/「わかる」と「できる」には時間差がある/授業プランはゴールから逆算して立てる/自己表現の前に、教科書の英語表現を身につけさせる/スペリングばかり気にせず、音を気にする/いたずらにスピードを求めない/英語は「ものまね勝負だ」と思わせる/配布プリントは作り過ぎず、精選して減らす/英語授業の座席を固定する/英語は実技として評価する/定期試験より毎回の授業で成績をつける
【著者紹介】
靜 哲人 (しずか・てつひと) 大東文化大学外国語学部教授。主な著作に『英語授業の大技・小技』『英語授業の心・技・体』(以上、研究社)など。
正頭英和 (しょうとう・ひでかず) 立命館小学校教諭。主な著作に『言語活動が充実する おもしろ授業デザイン集(低学年/中学年/高学年)』(共著、学事出版)など。
小林 翔 (こばやし・しょう) 東京都立白鴎高等学校教諭。
内容説明
指導技術の前に、授業は愛!『英語授業の大技・小技』『英語授業の心・技・体』に続く、靜流「英語授業」シリーズ第三弾。目先の授業テクニックに走らずに、生徒にしっかりとした英語の力をつけさせるための基盤となる方策を具体的に提示する。本書では特に、指導技術は愛情の上にしか成立しないというメッセージを強く打ち出している。
目次
第1章 教師としての心を持つ(モデルとしての意識を持つ;入室したらひとりひとりにガンを飛ばす ほか)
第2章 授業の基本をおさえる(ヒドゥンカリキュラムを意識する;空白禁止の原則を意識する ほか)
第3章 音声指導の基本をおさえる(スペリングばかり気にせず、音を気にする;いたずらにスピードを求めない ほか)
第4章 授業方法を工夫する(「覚えること」から意識をずらす;配布プリントは作り過ぎず、精選して減らす ほか)
第5章 宿題・テストをうまく使う(宿題を通して自立した学習者を育てる;タスクの成果を評価して記録する ほか)
著者等紹介
靜哲人[シズカテツヒト]
大東文化大学外国語学部教授。静流英語授業道家元。1960年群馬県生まれ。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒業。コロンビア大学MA(英語教授法)。レディング大学PhD(応用言語学)。大妻中学・高等学校、大妻多摩高等学校、福島工業高等専門学校、関西大学、埼玉大学を経て現職。専門は英語授業実践学・言語テスト論
正頭英和[ショウトウヒデカズ]
立命館小学校教諭。1983年大阪府生まれ。関西外国語大学外国語学部卒業。関西大学大学院修了(外国語教育学修士)。京都市公立中学校、立命館中学校・高等学校を経て現職
小林翔[コバヤシショウ]
東京都立白鴎高等学校教諭。明星大学非常勤講師。1983年大阪府生まれ。関西外国語大学外国語学部卒業。関西大学大学院修了(外国語教育学修士)。東京都立千早高等学校を経て現職。第26回英検研究助成実践部門入賞。現在は、東京都教師道場高等学校外国語部員や東京都教育研究員高等学校外国語委員として授業実践について研究中。教員研修プログラムやセミナーの講師も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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