内容説明
ゲイ男性・バイセクシュアル男性のつながりは、なぜ時に息苦しくもあるのか。差別論に還元されないマイノリティ論の次の一手を示す。
目次
もうひとつの「生きづらさ」を社会学する
第1部 つながりの編成(ゲイ男性のつながりを「歴史化」する;二種類のつながり;ゲイコミュニティという思想)
第2部 つながりの隘路(つながりの禁欲化―カミングアウト論の分析から;ライフスタイルという問題―雑誌『Badi』の分析から)
第3部 つながりの技法(立ち上がる「わたしたち」;技法としての「性的差異」)
「わたしたち」でいることの困難と技法
著者等紹介
森山至貴[モリヤマノリタカ]
1982年神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻相関社会科学コース博士課程単位取得退学、博士(学術)。現在、日本学術振興会特別研究員。明治学院大学・日本女子大学・東洋大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。