出版社内容情報
遍在する交通事故の潜在的リスクを軽減し、より安全・安心な社会へ。交通工学の立場から交通事故現象を記述、経済評価に基づく効率的な交通安全対策を立案する。
1年間に国民の100人に1人が遭遇するといわれる交通事故。その安全対策の改善に向け、自転車交通と歩行者交通の分離による効果と指標改良、交差点における事故類型別の安全対策、道路ネットワークを考慮した経済合理的な安全対策、高度情報技術を活用した安全対策、交通事故の社会的費用と安全対策の社会的便益評価などを提言する。
[関連書] 鈴木崇児 『都市鉄道の次善料金形成』 (勁草書房刊)
はしがき
第1章 交通安全研究の概略・・・・・・・・・・・・・鈴木崇児・秋山孝正
1.交通事故現象の記述
2.交通事故現象に関するデータ
3.交通事故発生のメカニズムの解明
4.交通安全対策の検討
5.交通安全対策の経済評価
6.今後の研究課題
第2章 走行挙動分析に基づく自転車交通の安全性の評価・・・・小川圭一
1.はじめに
2.交通錯綜現象の調査
3.TTC(Time to Collision)指標の適用可能性
4.占有空間を用いた錯綜指標の適用可能性
5.おわりに
第3章 交差点での事故推計モデルに基づく交通安全対策の評価
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・秋山孝正・鈴木崇児
1.はじめに
2.交通事故の実態の分析
3.交通事故率推計モデルの検討
4.交通安全対策の評価
5.おわりに
第4章 道路ネットワークを考慮した交通安全対策に関する費用有効度分析
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・秋山孝正・奥嶋政嗣
1.交通安全対策の経済的評価の方法論的検討
2.ファジィ推論モデルによる交差点の交通安全度評価
3.免疫アルゴリズムを用いた交通安全対策の組み合わせ最適化
4.おわりに
第5章 高度情報技術を活用した交通安全対策の経済評価
──心理的効果に着目して──・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・武藤慎一
1.はじめに
2.コンジョイント分析によるAHSの経済評価
3.階層分析法(AHP)によるAHS評価
4.ファジィ積分型AHPへの拡張
5.ファジィ積分型AHPを用いたAHSサービスの経済評価
6.おわりに
第6章 交通安全対策の便益帰着構成表・・・・・・・・・・・・・高木朗義
1.はじめに
2.関連既往研究
3.交通安全対策のための便益評価モデルの構築
4.便益の定義
5.便益帰着構成表
6.おわりに
目次
第1章 交通安全研究の概略
第2章 走行挙動分析に基づく自転車交通の安全性の評価
第3章 交差点での事故推計モデルに基づく交通安全対策の評価
第4章 道路ネットワークを考慮した交通安全対策に関する費用有効度分析
第5章 高度情報技術を活用した交通安全対策の経済評価―心理的効果に着目して
第6章 交通安全対策の便益帰着構成表
著者等紹介
鈴木崇児[スズキタカジ]
中京大学経済学部
秋山孝正[アキヤマタカマサ]
関西大学環境都市工学部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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