内容説明
この書物は、俳人山口誓子について、多面的に知るために編したものである。作品、生い立ち、俳論、俳話、その中には半ば偶然に見える出会いが、何時かそれが必然であったかのように、深い関わりをもった人々のことや、俳諧の残滓を何処かに残していた近代俳句を、現代に適応するように変革されていった思惟が語られている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花乃雪音
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山口誓子の俳句を新年、一月から十二か月まで十三区分して各月にいくつかの俳句とその解説で構成されている。私が俳句を嗜まないからか現代俳句が分かりやすくないからか解説を読まないと情景すら把握できない体たらくだった。それでも自分の限界を決めつけず時折この類の本に手を伸ばしている。2020/07/17
