責任と法意識の人間科学

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責任と法意識の人間科学

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  • サイズ A5判/ページ数 325p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326403493
  • NDC分類 321.4
  • Cコード C3032

出版社内容情報

責任の判断と、それに関わる非難の行動はどのような心理によって形成されるのか。社会心理学の研究成果によって一般の人の理解の仕方を明らかにし、専門家の考えとどこが共通しどう異なるのかを論じる。一般の人の法意識の解明とその学際的な応用によって、裁判員制度の適切な運営や法教育の深化といった現今の課題に資することを目指す。

内容説明

法に関する一般の人々の意識を社会心理学的な研究によって解明し、専門家の意識との共通性・違いを検証。法社会学、刑法学、応用倫理学などとの協働によって責任と法意識をめぐる新たな学際領域を切り拓く。

目次

第1部 責任と非難(社会心理学における責任判断研究;「組織の責任」と素朴法意識;個人の行為に対する組織の責任;対人間および集団間の非難と赦し)
第2部 法の意識と教育(法学における「法意識」への問題関心―歴史、概念、発展;責任帰属をめぐる認知―法の専門家と一般人の比較;正義と法の発達心理学;ルール遵守の促進要因と抑制要因;規範意識と道徳教育)
第3部 責任と法(責任の概念と法人処罰を巡る議論―現状の一つの素描;責任と法意識をめぐる人間科学的考察)

著者等紹介

唐沢穣[カラサワミノル]
名古屋大学大学院情報学研究科教授。専門は社会心理学

松村良之[マツムラヨシユキ]
明治大学研究・知財戦略機構客員研究員、北海道大学名誉教授、専門は法社会学、法心理学

奥田太郎[オクダタロウ]
南山大学社会倫理研究所教授。専門は哲学、倫理学、応用倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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