出版社内容情報
なんで誰も、この話(怪談)を知らないんだ?
これは、実話を元にしたホラー……。
1980年代、人気ラジオ番組を録音していた男子高校生のラジカセから突然流れてきた、「耳なし芳一」の琵琶語り。その後このカセットテープを聞いた人には、次々と不幸が訪れた――。【耳なし芳一のカセットテープ】は、テレビでも取り上げられたほど有名な実話怪談のはずだった。なのに、誰も知らない。不思議に思い調べ始めた怪談師・馬代融が出会うのは、奇妙な偶然、とある冥婚の風習、そして強烈な悪意。果たして、この物語の行きつく先とは?
現実と物語が交差する、最恐の読書体験。
【目次】
内容説明
一九八〇年代、人気ラジオ番組を録音していた男子高校生のラジカセから突然流れてきた、「耳なし芳一」の琵琶語り。その後このカセットテープを聞いた人たちには、次々と不幸が訪れた―。【耳なし芳一のカセットテープ】は、テレビでも取り上げられたほど有名な実話怪談のはずだった。なのに、誰も知らない。不思議に思い、調べ始めた怪談師・馬代融が出会うのは、奇妙な偶然、とある冥婚の風習、そして強烈な悪意。果たして、この物語の行きつく先とは?現実と物語が交差する、最恐の読書体験。
著者等紹介
最東対地[サイトウタイチ]
1980年生まれ、大阪府出身。2016年『夜葬』で第23回日本ホラー小説大賞の読者賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
備忘録
25
タイトルとあらすじに惹かれて購入したが、期待以上に良かった 全ての基となる耳なし芳一のカセットテープの怪談も確かにそういう怪談ありそう!というリアリティだったし 主人公の怪談師が調査して怪談を仕上げていく中で猫の鳴き声や冥婚等新しい要素を加えながらひとつの怪談として主人公を巻き込んでいく流れに最後まで目が離せず一気に読んでしまった2025/08/24
ちょん
24
オーディブル🎶この手の怪談話で久々に、おっ?面白い✨と感じた作品。オーディブルで聞きながらっていうのがより良かったのかも(* ˊ꒳ˋ*)古典怪談がとても良く生かされてるように感じました✨2025/10/06
緋莢
12
『壇ノ浦の合戦から時は経ち~赤間関に盲の琵琶法師あり~名は芳一と申す――』1980年代。人気タレントがパーソナリティを務めるラジオ番組の録音をしようとしていたある高校生はラジオから、「耳なし芳一」が流れ始めて戸惑う。翌日、クラスメイトにその事を話すも 目当ての人気タレントがパーソナリティの番組が普通に放送されていたことを知る。録音した「耳なし芳一」のテープを友人に聴かせ、クラス内で噂となるが、傷病人が続出し…(続く 2025/09/14
あられ
9
怪異を信じていない怪談師が遭遇した怪談、なかなか怖かった。ラジオから流れた耳なし芳一の話をカセットテープに録音し、聞いたひとに不幸が。。。カセットテープというのが、おばあさんには親しみやすかった(笑)。。。最後の特典映像、なに言ってるのか、よくわからないが、わからないから怖い? 著者の本はあまり読んでいないが、少しはチェックしよう。2025/10/19
尾白
9
聞いた人は不幸になる、カセットテープをめぐるモキュメンタリー。じりじりと何となくそうなんじゃないかと想像する方へ現実が近づいていくのが、こわい。 Audibleで聞いたため、猫の鳴き声が、本当に嫌でした。2025/09/21
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