内容説明
被占領期に基盤が形成された“保守本流”。戦後日本の骨格を形づくったこの時期の政治動向をあらゆる資料を渉猟し語りつくす、新たな戦後政治史論の誕生。「吉田ドクトリンとは何か」、「冷戦激化の反映としての戦後政治」、「米国のアジア政策の動揺」「二本社会党の迷走」「現実主義の罠」等々、戦後日本の根本問題の淵源を探る。
目次
序章 「吉田ドクトリン」の正体
第1章 憲政の常道と政争
第2章 占領政策の転換と「吉田学校」の成立
第3章 朝鮮戦争と再軍備交渉
第4章 講和と政治指導
終章 吉田から岸へ
著者等紹介
遠藤浩一[エンドウコウイチ]
昭和33年(1958)石川県金沢市生まれ。駒澤大学法学部政治学科卒業。民社党月刊誌編集部長、広報部長、拓殖大学日本文化研究所教授などを経て、評論家、拓殖大学大学院教授・同日本文化研究所長。専門は政治学(政党論、日本政治史)、日本文化論。国家基本問題研究所理事・企画委員等も務め、各紙誌に時務論などを随時執筆している。第10回正論新風賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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