出版社内容情報
「話すこと」は自己表現であり,世界認識の手段である。言語行為が真に人間を豊かにするにはどんな条件が必要か。親子,教師と生徒など生活の場で考え,言語教育法も論及。
【目次】
序 章 研究の課題と先行研究
第1節 研究の課題
第2節 先行研究
第1章 ペスタロッチーの言語批判
第1節 日常会話批判
第2節 教会での説教に対する批判
第3節 言語主義教授批判
第2章 ペスタロッチーの言語教育への模索
第1節 『探求』の言語観
第2節 『野蛮と文化について』における人間観と技術観
第3節 『シュタンツだより』における言語の教育と道徳観
第3章 ペスタロッチーの言語教育とその理念
第1節 『文化の基盤としての言語』における話すことの教育
第2節 『ゲルトルート』における話すことの教育
第3節 言語教育の理念
第4章 ペスタロッチーの言語教育の方法
第1節 『文化の基盤としての言語』《草稿》における言語教育の方法
第2節 『ゲルトルート』『ゲルトルートの改訂断片』『聴覚の意義について』
における言語教育の方法
結 章 ペスタロッチーの言語教育思想の現代的意義
第1節 ペスタロッチーのとらえる言語の荒廃
第2節 ペスタロッチーにおける人間らしい言語生活
第3節 ペスタロッチーの言語教育の方法原理
第4節 ペスタロッチーの言語教育思想の現代的意義
補 論1 ペスタロッチーの言語教育観
―『ゲルトルートの改訂断片』を中心に―
補 論2 ペスタロッチーにおける言語教育思想の生成過程
付 論 フィヒテにおける言語哲学と教育方法の思想
注
あとがき
参考文献
索 引
内容説明
本書は、ペスタロッチーの言語教育思想を、かれの多くの著作はもとより草稿類をも分析し、内外の諸文献を渉猟して体系的に究明しまとめ上げたもので、学位請求論文に加筆し修正を施したものを主柱にし、学会誌に発表した数篇の論文から成る。この数篇の論文を本書に組み入れるにあたっては、論題その他に修正を加えた。
目次
序章 研究の課題と先行研究
第1章 ペスタロッチーの言語批判
第2章 ペスタロッチーの言語教育への模索
第3章 ペスタロッチーの言語教育とその理念
第4章 ペスタロッチーの言語教育の方法
結章 ペスタロッチーの言語教育思想の現代的意義