出版社内容情報
もっと多様なリバタリアニズムを。ノージックやハイエクばかりの「自由尊重主義」理解の欠落を埋める。国際学会初のリバタリアニズム・ワークショップを基礎として。
リバタリアニズムは、けっしてアメリカの運動には限られないし、誰か一人か二人の権威ある本家本元に代表される思想ではない。伝統論、ADR、投票、相続税、ケイパビリティ──ノージックやハイエクばかりの「自由尊重主義」理解の欠落を埋める論集。国際法哲学会初のリバタリアニズム・ワークショップを基礎にその多様性を示す。
[関連書]森村進編著 『リバタリアニズム読本』(勁草書房刊)
内容説明
リバタリアニズムは、けっしてアメリカの運動には限られないし、誰か一人か二人の権威ある本家本元に代表される思想ではない。伝統論、ADR、投票、相続税、ケイパビリィティ…ノージックやハイエクばかりという「自由尊重主義」理解の欠落を埋める、リバタリアニズム・ワークショップ。
目次
第1章 なぜ自由か?
第2章 ハイエクの「行為ルールとしての伝統」論―マッキンタイアの「知的探求の伝統」論との比較検討
第3章 古典的自由主義と自由の共和主義的観念
第4章 リバタリアニズムとADR―分散型秩序の構想をめぐって
第5章 連邦制、政治的無知、足による投票
第6章 リバタリアンな相続税の提案
第7章 リベラリズムからの脱却―ケイパビリティーズ・アプローチ
著者等紹介
森村進[モリムラススム]
一橋大学法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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