内容説明
グローバル化に対抗しうる「ローカルパワー」はありうるのか。ローカル社会の発展の主体性とは何か。グローバル、ローカルの作用反作用、そこから見える希望とは。
目次
第1部 開発と紛争(グローバルな開発、ナショナルな開発そして紛争―インドネシアから考える;紛争と経済―コロンビアの国内避難民(IDP)問題をめぐるグローバル/ローカル・イニシアティブ)
第2部 紛争後の復興とグローバル・スタンダード(国民和解を想像する―東ティモールにおける過去の人権侵害の裁きをめぐる二つのローカリティ;紛争後の復興・開発とジェンダー―カンボジアにみる制度的変化と個人の人生)
第3部 グローバルな開発vs.ローカルな民衆の取り組みとその広がり(グローバル援助の問題と課題―スマトラ沖地震・津波復興援助の現場から;拡大するダム反対運動のネットワーク―インドネシアの事例から;貧困者の歩み(People’s Process)の発展―パキスタン、タイの事例から)
著者等紹介
幡谷則子[ハタヤノリコ]
上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科地域研究専攻教授。専門:ラテンアメリカ地域研究、都市社会学
下川雅嗣[シモカワマサツグ]
上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科国際関係論専攻准教授。専門:国際経済学、経済発展論、インフォーマルセクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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