内容説明
今後の急速な高齢化と財源逼迫のなかで、公的介護保険の導入は、医療制度にも大きな変革を求めつつあり、わが国の医療界にとってのまさにターニングポイントの時期である。そうした際に、本書が巻末に収録した貴重な参考資料を含め、診療情報の開示、管理についての最新の実務的検討書として、多くの皆様の問題解決に向けての起爆剤となってくれれば幸いである。本書では、診療情報の意義、管理上の問題点、よりよい情報管理システムのあり方、開示にまつわる動向、法的取り扱い、リスク・マネジメントなどについて、それぞれの分野の識者が執筆している。
目次
第1章 病医院における診療情報の開示と管理
第2章 診療録管理のあり方
第3章 医事算定者からみた診療情報の開示と管理
第4章 医療現場からみた診療情報の開示と管理
第5章 カルテ等診療情報の開示はどう行われるべきか
第6章 診療録・処方箋・レセプト・診断書等、医療関連文書の法的取り扱い
第7章 医業経営における情報管理とリスク・マネジメント